peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市JR前沢駅のキササゲ(木大角豆)2018年7月26日(木)

2018年07月27日 | 植物図鑑

2018年7月26日(木)、JR東北本線前沢駅東口の自転車置き場の近くに生えているキササゲ(木大角豆)の木が、野菜のササゲのような細長いを沢山付けていました。淡黄色の花も咲かせていました。

キササゲ(木大角豆)ノウゼンカズラ科 キササゲ(カタルパ)属 Catalpa ovata
中国原産の落葉高木。古くから薬用観賞用に植えられ、野生化もしている。高さは5~15m。大型のため広い庭園、公園の緑陰樹にむく。は対生し、長さ10~25cmの広卵形または心臓形。

6~7月、枝先に大型の円錐花序を出し、花冠が淡黄色の花をつける。花は長さ約2cmほどの漏斗形で、内側に暗紫色の斑点があり、ふちは縮れる。

果実ササゲに似た長さ30cmほどの果で利尿剤などに使われる。和名は、野菜の「ササゲ」に似ていることに由来する。

なお、花が白色で内側の斑点が紫色という、北アメリカ原産の「メリカキササゲ.bignonioides」や「ハナキササゲC.speciosa」も多く植えられる。アメリカキササゲの葉が黄色の品種「オーレア
cv.aurea」は、葉色が長期間冴え目立つ。[栽培]ふつうは実生で繁殖する。[花期]6~7月。


奥州市前沢のエゴノキ 2018年7月26日(木)

2018年07月27日 | 植物図鑑

2018年7月26日(木)、奥州市前沢イオン前沢店の広大な敷地を囲んでいる生け垣と樹木の中に果実を枝いっぱいに付けたエゴノキがありました。

エゴノキ エゴノキ科 エゴノキ属 Styrax japonica

「チシャノキ」ともいう。雑木林などに多い落葉高木。庭や公園などにも植えられている。高さ10mほどになる。樹皮は暗褐色で、幹はあまり太くならない。は互生し、長さ5~8㎝の長楕円形または卵形で、先は尖る。5~6月、直径2~2.5㎝の白い花が下向きに咲く。果実直径1㎝前後で緑白色。果皮は麻酔効果のあるエゴサポニンを含むので、昔はすりつぶして、魚とりに使った。分布:北海道(南部)~沖縄。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より] 


奥州市前沢のオニユリ(鬼百合)2018年7月26日(木)

2018年07月27日 | 植物図鑑

2018年7月26日(木)、奥州市前沢の広い道路沿いにある民家に庭に植栽されているオニユリ(鬼百合)が、朱橙色の花を沢山咲かせていました。

 オニユリ(鬼百合)ユリ科 ユリ属 Lilium lancifolium

田の畔(あぜ)や土手などに生える多年草。鱗茎を食用にするため、栽培されることも多い。日本のものは、中国から古い時代に渡来したという説もある。高さ1~2m。茎は紫褐色を帯び、若いときは白い綿毛がある。は多数つき、長さ5~15㎝の披針形。種子はできないが、葉のつけ根に紫褐色のムカゴ(珠芽)がつき、それによって殖える。7~8月、多いものでは20個近くの花が茎の上部につく。直径10㎝ほど。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]