peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

リンゴマンゴー

2009年02月23日 | Weblog
岩手県立花きセンターのリンゴマンゴー
 2009年2月14日




2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)本館のすぐそばにある「研修温室」内に植え
られているリンゴマンゴーの木が花を沢山咲かせていました。
また、1つだけでしたが実をつけていました。




リンゴマンゴーウルシ科 マンゴー(マンギフェラ)属
Mangifera indica 'Irwin'
マンゴーは、北インド、ビルマ、マレー半島(東南アジア
熱帯雨林気候区)に分布する20mほどになる常緑高木で、
枝条は開張性、ドーム形や大きさなど多種多様。葉は互生、
長さ20~30㎝、枝先の円錐花序に淡黄緑色の小さな花を多
数つけるが、不完全花が多く、2~3個が結実するにすぎな
い。
インドでは紀元前2000~3000年頃から栽培されていたとの
ことで、仏典にも緑陰樹としてよく登場し、また花は多い
が実を結ぶものが少ない例えにも使われるという。

普通、曲玉状に黄色く熟し、果肉は独特の香りがあり多汁、
甘味強く生食して美味。単胚性と多胚性のものがある。
「果物の王様」と呼ばれるだけにアルフォンソcv.Alphonso
カラバオcv.Carbaoなど200~500品種もある。

温室では冬に開花し夏に熟す。普通は実生台に接ぎ木で殖
やすが、増殖は実生、接ぎ木、取り木など。
[管理]生育適温は25~17℃だが、5℃程度で越冬するとのこと。
花芽分化、開花を促すためには、結実後、3カ月以上の乾燥期
が必要だという。カイガラムシがつきやすい。

なお、未熟果の汁はかぶれるので注意が必要。
マンゴー属 (マンギフェラ)Mangiferaは、マレー半島を中心に、
インド、スリランカ、フィリピン、パプア・ニューギニア
などに約40種分布する雑性(雌雄混株)の高木。葉は革質、
単葉。花は小型で頂生、円錐花序をつくる。果実は食用に
なるものが多く、下垂し大型で肉質の核果状。

ウラベニサンゴアナナス(裏紅珊瑚アナナス)

2009年02月22日 | Weblog
岩手県立花きセンターのウラベニサンゴアナナス(エクメア)
 2009年2月14日




2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)本館のすぐ近くにある「研修温室」内に植え
られているウラベニサンゴアナナス(裏紅珊瑚アナナス)
赤い花状のものをつけていました。これはガクで2カ月
以上も美しさを保つそうです。







岩手県立花きセンターのウラベニサンゴアナナス
(裏紅珊瑚アナナス) 2005年12月28日


岩手県立花きセンターの「研修温室」でウラベニサンゴアナナス
(裏紅珊瑚アナナス)
が赤い花のようなものをつけて
いました。


ウラベニサンゴアナナス(裏紅珊瑚アナナス)
パイナップル科 エクメア(ツブアナナス)属
 Aechmea fulgens
ブラジル(アメリカ熱帯雨林気候区)に自生する多年草
(着生種)で、古くから栽培されている中型種。葉は長さ
30~40cm、幅5~6cmぐらいでやや柔らかく、縁には細かい
刺がある。

葉色は表側は灰緑色、裏側は暗紫色で、白い粉が表裏を覆
っている。円錐形の花穂を伸ばし、珊瑚の球のような濃紅
色の萼とその先端に少し出る青色(紫色)の花弁との対比
が美しく、珊瑚をちりばめたような感じがすることから
「珊瑚」という和名がついたという。花状の赤い部分はガク
(萼)で、2カ月以上美しさを保つとのこと。

園芸種には「フイリウラベニサンゴアナナス(斑入り裏紅
珊瑚アナナス)Aechmea fulgens cv.'Discolor'」と呼ばれ
る、白色の外斑葉で葉裏が紅色を帯びた非常に美しいアナナ
スもある。
パイナップル科(Bromeliaceae)のエクメア属
(ツブアナナス属:Aechmea)
は、南米の熱帯地方
に主に自生する着生種で約170種あるといわれている。
短茎または無茎で、葉縁に刺のある堅い葉が雨水
を溜めるよう筒状につく。葉に縞模様のあるものが多く、観
葉植物として数十種が栽培され、パイナップル科の代表的な
属の1つになっている。

なお、下記のWebサイトには、紫色の花を咲かせている
「珊瑚アナナス」の画像が掲載されています。
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/sango-ananasu.html

木立性ベゴニア「ザ・ウィズ(The Wiz)」

2009年02月21日 | Weblog
岩手県立花きセンターの木立性ベゴニア
「ザ・ウィズ(The Wiz)」 2009年2月14日





2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)本館のすぐそばにある「研修温室」に植えられて
いる木立性ベゴニア「ザ・ウィズ(The Wiz)」が、花を沢山咲かせ
ていました。






木立性ベゴニア「ザ・ウィズ(The Wiz)」
シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属
Begonia spp.英名:erect stemmed Begonia,cane-stemmed

カランコエ・テッサ 2009年2月14日

2009年02月20日 | Weblog
岩手県立花きセンターのカランコエ・テッサ
2009年2月14日





2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)本館のすぐそばにある「研修温室」に
花を沢山つけたカランコエ・テッサが展示されていました。







伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターの
カランコエ・テッサ 2009年1月29日








2009年1月29日(木)、宮城県栗原市若柳にある宮城県伊豆沼
・内沼サンクチュアリセンター
に行きました。
館内では鉢植えのカランコエ・テッサが花を咲かせていました。







カランコエ・テッサベンケイソウ科 カランコエ(リュウキュウベンケイ)属
カランコエ(リュウキュウベンケイ)属は、アフリカ東部、マダガスカル
を中心に、エチオピア、アラビア半島、熱帯アジア、ブラジルなど
に100種以上分布する多年草または低木状の多肉植物で、葉腋または
頂部から伸びた集散花序に花をつける。ブリオフィルム属、キチン
ギア属を分離する見解もある。日本にも南西諸島南部に自生している
とのこと。
カランコエ・テッサ Kalanchoe 'Tessa'は、カランコエ・ウェンディと
同様にオランダで種間交雑によって育成された園芸種で、花を多数
ぶら下げるタイプ。花は茎の先端付近にたくさん付き、細長い円筒
状鐘形をしている。
花色は朱赤色で、先端がやや淡色になっている。花つきの良い鉢物
用矮性種で、しなやかな感じの草姿をしている。透き通るようなオ
レンジ色の花が株全体を覆うようにたわわに釣り下がった姿がたい
へん美しい。釣り鉢にも向く。
[管理]乾燥や寒さに比較的強く0℃くらいまで耐えるが、多肉植物
なので、水を控えめにして5~8℃程度を保つようにする。カイガラ
ムシがつきやすい。短日植物なので、日長が12時間より短くなると
花芽を形成する。この性質を利用して7~8月に短日処理を行い開花
促進されたものが、年末に鉢花や切花として販売される。自然開花
期は3~5月。挿木や葉挿しで殖やす。

木立性ベゴニア「マリーズ・サプライズ」

2009年02月19日 | Weblog
岩手県立花きセンターの木立性ベゴニア
「マリーズ・サプライズ」2009年2月14日






2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)本館に近い「研修温室」には、木立性ベゴニア、
根茎性ベゴニア、レックスベゴニア
などが植栽されて
いるのですが、見事な花を咲かせていた木立性ベゴニアがありま
した。株の近くに立ててあった名札にはマリーズ・サプライズ
と書かれていました。








木立性ベゴニア「マリーズ・サプライズ」
シュウカイドウ科 ベゴニア(シュウカイドウ)属
英名:Erect Stemmed Begonia、cane-stemmsd