peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

プリムラ・ジュリアン(Primula juliae)

2009年02月18日 | Weblog
岩手県立花きセンターのプリムラ・ジュリアン(Primula juliae)
 2009年2月14日






2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町
字頭無2-1)の本館のそばにある「研修温室」に行きました。
プリムラの展示コーナーにプリムラ・ポリアンサと共に
プリムラ・ジュリアン(Primula juliae)が展示されていました。




プリムラ・ジュリアン「クイック」


発芽、生育ともに良好の極早生系。花持ちが良いとのこと。

プリムラ・ジュリアン「リム」


エッジの入った花びらが特徴で、カビに強い品種とのこと。


プリムラ・ジュリアン(Primula juliae)
サクラソウ科 サクラソウ(プリムラ)属
Primula juliae
「プリムラ」はサクラソウ属の学名で、世界各地に500種
以上、日本にも20数種が分布する草丈の低い多年草。
日本にも、日本サクラソウやクリンソウの仲間が自生し
ているが、普通プリムラとは呼ばない。園芸界ではヨー
ロッパで園芸化されたサクラソウ類をプリムラと呼んで
いる。
「プリムラ・ジュリアン」は、
プリムラ・ポリアンサとコーカサス原産のプリムラ・
ジュリエとの交雑種から作られた小型種で、ポリアンサ
を一回り小さくしたような姿で、性質も似ているが、
ポリアンサより丈夫で、寒さに強い。ただ、寒地以外で
は夏越しが難しいため、夏~秋播きの一年草として扱う
のが普通である。
草丈は5~10㎝。葉は小さく心臓形で長さ3~8cm。花茎
の先に直径3~4㎝ほどの花を1個ずつつけるのが特色。花
は紅紫色、桃色、赤、黄、白など多彩で、花冠裂片に切
込みが入る。

ジュリアンとポリアンサは、葉の中心に花が集まって
咲く「アコーリス咲き」が一般的だが、気温が上がるに
つれ、次第に花茎が伸び上がり、オブコニカと同じよう
な形になる。
雌しべが長く雄しべが短い花(長花柱花、またはピン花)
の咲く株と、雄しべが長く雌しべが短い花(短花柱花、ま
たはブラシ花)の咲く株とがある。交配するときは、花
型をよく見て、異なる型同士をかけあわせると、よく結
実するとのこと。
一般に「ジュリアン」と呼ばれている園芸品種群は、古くは「ジュリ
アン・ハイブリッド」と呼ばれ、本種に同属のポリアンサP.×
polyanthaやブルガリス P.vulgarisを交雑して生まれたもので
ある。
[栽培]性質や栽培特性はポリアンサに準ずる。シクラメンの後
作として栽培され、温室内では9月に種子を播くと1~3月に開花
する。日当たりのよい場所を好むので、直射日光が当たる場所
に置く。生育温度が5~15℃。20℃以上になると株が弱るので
注意。
クイック、リム、ジュリアン、ベビードール、チアガール、
ベル、グランベル、シルキー、シルキーレイ、シルキーハニー、
キャンディ、キャンディインブライド
などが知られている。

プリムラ・ポリアンサ(Primula polyantha)    2009年2月14日

2009年02月17日 | Weblog
岩手県立花きセンターのプリムラ・ポリアンサ(Primula polyantha)
 2009年2月14日




 2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町
六原字頭無2-1)の本館のそばにある「研修温室」に行って
きました。プリムラ(Primula)の展示コーナーには、
花を咲かせたプリムラ・ポリアンサ
プリムラ・ジュリアン(Primula juliae)が沢山展示されていました。
ただ、名札がついていなかったものは違う種類のものかも
しれません。
プリムラ・ポリアンサ「メルローズ・ローレライ」




プリムラ・ポリアンサ「メルローズ・ガリバー」




プリムラ・ポリアンサ「メルローズ・シンデレラ」





プリムラ・ポリアンサ「メルローズ・ヴァレンシアオレンジ」







プリムラ・ポリアンサ「?」




プリムラ・ポリアンサ「?」




プリムラ・ポリアンサ(primura polyantha)
サクラソウ科 サクラソウ(プリムラ)属
Primura×polyantha
プリムラ(primura)はサクラソウ属の学名だが、園芸界では
ヨーロッパで園芸化されたサクラソウ類を「プリムラ」と呼んで
いる。
 プリムラ・ポリアンサ(Primura polyantha)は、
ヨーロッパ原産のベリス P.verisや、エラチオール P.elatior、
ブルガリスなどを交雑してつくられた園芸種と考えれている。
耐寒性が強く、葉は根出し、花は5数性をなす。花は散状に複数
が頂生し、花形も一重から半八重、八重まである。最近の系統は
花が大きく、直径6~8㎝の大輪種もある。色もピンク、赤、黄、
青、白など多彩で、花壇や鉢植えで目立つ。葉は厚くてしわが
ある。
ゴールド・レース cv.Gold Race、
オーシャン・スカーレット cv.Ocean Scarlet、
70ラベンダー cv.70Lavender
などの園芸品種も
耐寒性は強い。
[栽培]耐寒性にかかわらず、日当たりのよい場所を好み、鉢植え
では排水性、保水性のよい弱酸性の用土に植え付ける。繁殖は
種子による。[花期]早春から夏。

園芸店などで「ジュリアン」の名で売られているのはポリアンサと
コーカサス原産のプリムラ・ジュリエP.juliaeとの交雑でつ
くられた系統。 花茎の先に1個ずつ花をつけるのが特色。
プリムラ類はいずれも多年草だが、普通初夏に種子まきを
して育てる。

プリムラ・ポリアンサ

2009年02月17日 | Weblog
一関市厳美町「道の駅・厳美渓」のプリムラ・ポリアンサ
 2008年1月26日




2008年1月26日(土)、一関市博物館(一関市厳美町字沖野々215)で、
新一関市合併記念企画展「一関の文化財展~地域が守り伝えた重宝~」
が平成20年1月19日(土)~3月23日(日)の日程で開催中なので、妻と
一緒に行ってきました。
この日は、盛岡大学教授・大矢邦宣氏の「磐井の文化財」と題した講
演会も行われるというので大賑わいでした。

 隣接した道の駅「厳美渓」に寄ったら、「冬を鮮やかに彩る花プリム
ラ」と書かれた「プリムラ・ポリアンサ」が、1鉢・300円で展示販売さ
れていました。











一関市街地の桜草/プリムラ・ポリアンサ
 2006年4月19日




2006年4月19日(水)、一関市釣山公園の東南部の裾野にある民家の庭
に「サクラソウ(桜草)」の花が咲いていました。地植えのサクラソウ
は、鉢植えのものに勝ると思いました。これからも、毎年素敵な花を咲
かせ続けてほしいものです。



サクラソウ(桜草)/プリムラ・ポリアンササクラソウ科 サクラソウ属
 Primura polyantha
サクラソウの仲間は500~600種もあるといわれ、日本には14種ほど自生
するという。広い意味ではこれらすべてが「サクラソウ(「プリムラ」と
もいう)」である。
「Primura(プリムラ)」はサクラソウ属の学名であるが、園芸界ではヨ
ーロッパで園芸化されたサクラソウ類を「プリムラ」と呼んでいる。

和名は、花がサクラ[ヤマザクラ]に似ているので[サクラソウ]とつけたと
いうが、桜の花びらは1つ1つ離れているのに対し、桜草の花びらは5枚に見
えても基部は1つにくっついている合弁花である。

プリムラ・ポリアンサ(ポリアンタ)は、ヨーロッパ原産のP.verisや、P.elatiorなどを交雑してつくられた園芸種だという。最近の系統は花が
大きく、色もピンク、赤、黄、白など多彩で、花壇や鉢植えで目立つ。
葉は厚くてしわがある。

レモン(檸檬) 2009年2月14日

2009年02月16日 | Weblog
岩手県立花きセンターのレモン(檸檬)
 2009年2月14日





2009年2月14日(土)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原
字頭無2-1)の本館のそばにある「研修温室」に行きました。
果実を付けているレモン(檸檬)の木が花を咲かせていました。






岩手県立花きセンターのレモン(檸檬)
 2007年12月21日






2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
に行きました。本館がある方にある「研修温室」に「レモン(檸檬)」
の実がついていました。名札には「レモン Citrus limon Burnt レモン科
原産地:インド」と書かれていました。
温室の入口に掲示されている「この実なんの実?きになる実??」の中
に、レモン(檸檬)も入っていました。




レモン(檸檬)ミカン科 ミカン属 Citrus limon
ヒマラヤ西部、マレーシア(インド)原産の常緑小高木
で、高さ4~6mほどになる。トゲ(刺)のあるものやない
ものがある。葉は長さ約10㎝の菱形状の楕円形で、鋸歯は
ほとんど目立たず、葉柄に翼がない。葉には透明な油点が
あり油を分泌する細胞がある。このため葉に香りがある。
葉裏を透かして見ると油点が白く見える。

5月頃、直径2~4cm、花弁の外側が淡紅紫色を帯びた白色
の5弁花を開く。20~40個の雄しべが円筒状に集まって雌
しべを囲んでいる。
果実はふつう長さ8~9cmの長楕円形の液果で、約150gに
なる。先端は乳頭状に突き出る。果皮は鮮黄色。果肉は多
汁で香りが高く、酸味が強い。爽快な香りが特徴で料理の
香味料やジュースにする。種子は長さ約12mm。

インドからアフリカを経てヨーロッパに伝えられたとい
われており、冬暖かく、夏は乾燥する気候を好む。主産地
は米国のカリフォルニアやシシリー島などの地中海地方。

日本には明治初年にアメリカから導入されたということ
ですが、気候的に合わず、広島県地方でわずかに栽培され
ているが生産量は少なく、売られているのはほとんどが輸
入品とのこと。

ニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)/ブルンフェルシア・アウストラリス

2009年02月15日 | Weblog
岩手県立花きセンターのニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)
/ブルンフェルシア・アウストラリス 2009年2月14日








2009年2月14日(土)、胆沢郡金ケ崎町に用事があって出かけた
ので、岩手県立花きセンター(金ケ崎町六原字頭無2-1)
に寄ってきました。
「10時開場」だったのですが、9時開場と思い込んでいたので、
40分ほども早く着いてしまいました。しかし門扉は開いていま
したので、トイレがある「花の館」温室のそばにある駐車場に
車を停めて周辺を歩いてみました。花の館温室側から本館の方
に歩いて行ける連絡通路があり、そこも開いていましたので、
本館の方にも行ってみました。「岩手県林業技術センター 六原
採種穂園」と書かれていました。


10時になったので本館のすぐそばにある研修温室に入りま
した。外気との温度差が大きいためデジカメのレンズがすぐ曇
ってしまって面倒でしたが、レンズを拭きながら写真を撮って
きました。
ブルンフェルシア・アウストラリス[和名:ニオイバンマツリ
(匂い蕃茉莉)]
が花を沢山咲かせていました。






ニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)
/ブルンフェルシア・アウストラリス

ナス科 ブルンフェルシア(バンマツリ)属
Brunfelsia australis
ブラジル南部、パラグアイ、アルゼンチンなどに分布する
半耐寒性常緑低木で、樹高は普通60~90㎝ほどだが、2~3m
にもなる。和名はニオイバンマツリ(匂い蕃茉莉)
葉は広楕円形から倒卵形で、長さ4~12㎝、花は直径4~4.5
㎝で開花し、はじめは紫色、のちに白色になるので、1本の
木に2色の花が咲いたように見える。。花の中心には白い目
がある。ジャスミンに似た芳香をもち、夜間は特によく香る。
英名はYesterday-today-and-tomorrow(イエスタデー・ツデー
・アンド・ツモロー)、Kiss-me-quick。

アウストラリスの鉢花は寒さに強くて丈夫。花期:2~9月。

[栽培管理]繁殖は挿木。冬から春は日の当たる室内に置き、
夏は強光を嫌うので戸外の半日蔭に置く。鉢土が乾いたら水
やりするが過湿に注意。冬は葉を落とすが春には再び芽が出
る。
ブルンフェルシア(バンマツリ)属 Brunfelsia
中央、南アメリカと西インド諸島に40種ほどが分布し、常
緑の低木または高木になる。葉は互生し、長楕円形から披針
形。全縁で光沢がある。
花は白または紫色で集散花序または単生する。花冠は5裂、
基部は筒状、裂片は平開する。

良く似たものに本属の中では最も丈が低く30㎝ほどの
バンマツリ(蕃茉莉)B.unifloraがある。
 ブラジル、ベネズエラ原産の低木で、枝の分枝性が強く、
葉は互生し、長楕円形から披針形で長さ7~9㎝ほど。
花は単生または双生し、芳香をもつ。
はじめは青紫色、後に白色となる。花冠は2~4㎝ほど。
[栽培]繁殖は挿木による。[花期]2~9月。