peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のモッコウバラ(木香薔薇)

2010年06月23日 | 植物図鑑

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2010年6月4日(金)、一関市東山町長坂字大田の国道434号線(今泉街道)沿いにある岩手石材工業(株)のコンクリート塀の所に植えられているモッコウバラ(木香薔薇)が、今を盛りと花を咲かせていました。この品種は、ルテア cv.Luteaのようです。近くには名前がわかりませんが、白い花を咲かせているバラ(薔薇)がありました。

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バラ科 バラ(ロザ)属 Rosa banksiae :北半球に約100種ある落葉低木。葉は複葉で、雄しべは多く、雌しべは萼筒(膨大花托)に科駒sれる。

モッコウバラ(木香薔薇) Rosa banksiae :中国西部、中部原産の常緑蔓性木本で、日本には江戸時代中期に入り、19世紀に欧米紹介された。庭園に植えられたり、生垣として植栽されることが多い。小葉は1~2対(3~7枚)で小形。長楕円形、楕円形、披針形などで光沢があり、葉裏はやや灰色。裏面の主脈や葉軸は有毛。4~5月、枝先に直径2~3㎝で淡黄色または白色の八重咲きの花を開く。白花には芳香があるが、黄花にはない。実はできない。花が白色のものは「シロモッコウ(白木香)」と呼ばれるロザ・バンクシアエ・ノルマリス var.normalisで、花が黄色のものは「キモッコウ(黄木香)」と呼ばれるロザ・バンクシアエ・ルテア cv.Lutea。用途:庭木。栽培:繁殖は挿木。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%E2%A5%C3%A5%B3%A5%A6%A5%D0%A5%E9  [peaの植物図鑑:モッコウバラ(木香薔薇)/ロザ・バンクシアエ]

下の画像の品種は不明。ご存知の方がいらっしゃいましたらお知らせください。

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一関市大東町のタチヤナギ(立柳)

2010年06月22日 | 植物図鑑

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2010年6月4日(金)、一関市大東町大原字有南田36-1にある山友建設(株)に行きました。妻がリフォームについて相談している間、付近を散策しました。国道343号線(今泉街道)沿いの湿地に群生しているタチヤナギ(立柳)と思われる植物が白い綿毛をつけた果実を沢山つけていました。

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タチヤナギ(立柳) ヤナギ科 ヤナギ属 Salix subfragilis

日当たりのよい川岸や水辺に多く生える落葉低木~小高木。根もとから枝分かれして、高さは5~10m、大きいものは15mになる。樹皮は褐色で、薄く剥がれる。若枝は灰褐色または淡黄褐色。冬芽は1個の帽子状の鱗片に覆われている。葉は互生し、長さ5~15㎝の披針形~長楕円状披針形で、先は尖り、縁には細かい鋸歯がある。基部はくさび形。裏面はやや粉白色で、両面とも無毛。若葉は中央部が褐色を帯びる。

3~6月、葉が開くのと同時に長さ3~6㎝の尾状花序をつける。花序の軸と苞の外側には長い軟毛が密生する。雌雄別株。雄花には3個の雄しべがあり、葯は黄色。雌花の子房は緑色で無毛。柱頭は2中裂する。蒴果は2裂し、白い綿毛に包まれた種子を出す。用途:護岸樹、図板、栽板、マッチの軸木。分布:北海道、四国、アジア東北部。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー図鑑・日本の樹木」より]


オーニソガラム/オオアマナ(大甘菜)

2010年06月22日 | 植物図鑑

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2010年6月4日(金)、一関市千厩町千厩字構井田にある民家の庭に植えられているオーニソガラム/オオアマナ(大甘菜)「オーニソガラム・ウンベラツムO.umbellatum」(和名:オオアマナ(大甘菜)

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ユリ科 オーニソガラム属 Ornithogalum : は、ヨーロッパ、南アフリカ、西部アジアに約80種が分布する半耐寒~耐寒性秋植え球根植物。

オーニソガラム Ornithogalum spp.園芸的には原産地の気象条件により、耐寒性の露地栽培可能な種と、半耐寒性で保温を必要とする種とがある。草丈は10~60㎝。鱗茎で葉は線形ないし披針形で根生し、花は散房または総状花序をなす。花色は白、黄、橙、朱まである。

花茎60cm、花径2.5㎝、白花、雌しべが太くて短く黒いクロボシオオアマナという和名をもつオーニソガラム・アラビクム O.arabicum、乳白色の花をピラミッド状に15~30つけ、花披片の基部に褐色斑点が入り、三角状の総状花序をつけ、最近では主に切り花で出回るシルソイデス O.thyrsoides、橙色の花披片先に暗色の斑点が入るマクラツム O.maculatum

耐寒性があり12~20花を散形につけ、下部の花柄が長く白花をつけるオオアマナ/オーニソガラム・ウンベラツム O.umbellatumは、欧米では「ベツレヘムの星」と呼ばれる。白い花弁の裏側が緑色で白いスジのある花をパラソルを広げるように咲かせて花壇に利用される強健種。

また<strong>サウンデルシアエ O.saundersiae、オレンジ色の花を咲かせる小型のドゥビウムなどがある。栽培:秋植えで南アフリカ産は保温を必要とする。繁殖は分球による。花期:3~6月。オーニソガラム・サウンデルシアエは秋。管理:日が当たらないと花が咲かないので、日のよく当たる場所に置き、鉢土の表面が十分乾いてから水やりする。寒さに弱いシルソイデスやマクラタは、冬に霜除けをする。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%AA%A1%BC%A5%CB%A5%BD%A5%AC%A5%E9%A5%E0 [peaの植物図鑑:オーニソガラム・ウンベラタム/オオアマナ(大甘菜)]


一関市千厩町のアルメリア/ハマカンザシ(浜簪)

2010年06月22日 | 植物図鑑

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2010年6月4日(金)、一関市千厩町千厩字構井田にある民家の庭に群植されたアルメリア/ハマカンザシ(浜簪)が今を盛りと花を咲かせていました。画像のアルメリアは、’ドワーフ・スプレンデンス’cv.Dwarf Splendensという品種。

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イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria : は、北半球を中心に、約80種が分布する常緑の多年草。

アルメリア Armeria maritima :イギリスを含むヨーロッパの海岸に多く自生する常緑の多年草で、春の花壇の草花として広く育てられてきた。花壇の縁どりとしてよく植えられている。丸く盛り上がった株をつくる。和名:ハマカンザシ(浜簪)。葉は艶のある針状(線形)で長さ5~8㎝、はっきりした1脈がある。高さ15~20㎝ほどに伸びた花茎の先に頭状の集散花序を形成する。小花序は1~3花からなる。乾膜質の苞が3個あり、外側の苞は緑色。和名は、この小さな花のかたまりが、可愛らしいカンザシ(簪)のように見えることによる。花の色は紅紫色のほか、白色、深紅色などがある。

園芸品種には、’ドワーフ・スプレンデンス’cv.Dwarf Splendens、’ロゼア・コンパクタ’など白色や濃紅色の品種がある。栽培:乾燥には強いが、高温と長雨に弱い。日当たりがよく、排水、風通しのよい場所に植え付ける。繁殖は種子または株分けによるが、日本では種子ができないので秋の株分けで殖やす。花期:3~5月(春から夏)。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%CF%A5%DE%A5%AB%A5%F3%A5%B6%A5%B7 [peaの植物図鑑:アルメニア/ハマカンザシ(浜簪)]


一関市千厩町のフランスギク(仏蘭西菊)

2010年06月21日 | 植物図鑑

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2010年6月4日(金)、フードバリュー(一関市千厩町千厩字構井田)駐車場の端に群生しているフランスギクが、白い花を沢山咲かせていました。

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キク科 レウカンセマム属 Leucanthemum :は、ヨーロッパ及びアジア北部に約20種が自生する。一年草または多年草。属名は「白い花」の意。

フランスギク(仏蘭西菊) Leucanthemum vulgare

ヨーロッパからシベリア、西アジアにかけて広く分布する多年草。オクスアイ・デージー oxeye daisyの英名がある。草丈は30~90㎝、葉はへら形で鋸歯がある。分枝した先に花茎の長い頭花を単生する。頭花は径3~5㎝、一重咲きで舌状花は白色、筒状花は黄色でその割合が比較的大きく、白と黄の対比が目立つ。耐寒性がある。園芸品種には八重咲き、早咲きのものなどがある。切花用。栽培:株分けで繁殖する。花期:4~5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」 より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%D5%A5%E9%A5%F3%A5%B9%A5%AE%A5%AF [peaの植物図鑑:一関市街地のフランスギク]