WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「どんより」

2006-08-24 | ダブルワーク
Takが熱を出しています。
小学生になってから、初めての熱。

この際だから、私のどんよりを「カミングアウト」しとこうかな。
自分の記録です。
めっちゃ長いし、ぐだぐだなので、お暇な方のみかるぅく読み流して下さいませ。

先日も少し書きましたが、ランチタイムのパートの仕事を始めて、1ヵ余り。
普通ならもう慣れて、スタッフにも仕事の流れにも溶け込んで楽しく仕事をしているハズなのに、、、なんだかかなりダメ子ちゃんなのです私。いつまでたってもぎこちないのです(T_T)

私には向いていないのかも…と心のすみっこで思いつつ、でも私、これまでかなりいろんな仕事をしてきて、これほどいつまで経っても行き詰まったままなんてことはなかった、私って、何かが大きく欠落していることに気付かず、今日まで生きてきたのかも…と思う日々。
誰にでもできるようなことが、どうしてあなたにはできないの?
ポイントを押さえればすむ、簡単なこと…
全体の流れに乗っていない、孤立している…
などなど、毎日いろんなダメ出しをされ、素直に聞いて受け入れているつもりなのだけど、
「あなたは人のいうことを聞いていない」
「わかっているつもりでいて、わかっていない」
と言われています。
意地悪じゃなく、一生懸命私が仕事ができるようになる為に言ってくれているのは伝わります。言われなくなったら終わりだ…と思っています。でも、言ってくれるほうも、こう毎日じゃうんざりブルーだろうなあ…
こーゆー時に、急に子供の熱で「休ませて貰いたい」と言うのが、コレがまたさらに「どんより」を増幅させるんだ、、、ハァ~( ̄_ ̄)

私は、これまでもこんなふうに周りから思われながら、それを指摘してくれる人がいなかったんだろうか?
業種が違うといっても、これまでだって、お客さまを相手に仕事してきたんだし…

自分でもなんとかその原因と、改善方法をを突き止めたいんだけど、未だに霧の中。
母の言葉がアタマを過る。「あんたにはムリ」
なんで…?

ここで、立ち止まっていろいろ考えてみました。

私は、他人に興味がないんだ。
必要最低限、自分に関係のあることしかインプットしようとしていない…
溢れかえる不要な情報を自分でシャットアウトしてるんだ。
人の顔を覚える気がない…

昨日、マンションの管理人さんに「自転車がパンクしてるらしいんですけど、近くの自転車やさんってどこでしょうか?」と聞いたところ、今朝、私が自転車の空気入れを持ってうろうろしてたことを管理人さんはちゃんと見ていらした。その時、彼女は、他の居住者の方と話をしていたのですが。
私だったら、誰かと話をしているときに、傍を人が通っても、気にもとめない、まして、何を持っているかなんて、全く興味がない…

競艇場前時代、開催日には毎日、ほぼ同じおじさんたちが交通整理をしていたらしいのですが、私は一人もその警備員さんの顔を覚えませんでした。
私のところにたま~に(しょっちゅうじゃなくて)遊びに来る友達に、「いつも同じ人がいるね」と、平然と言われてびっくりした私。覚えようと思わなくてもこれだけいつも同じ人だったら覚えるよとさらりと言われました。

こんな私ですから、クラブ活動時代の例の顧客ノートを作ったり、議員秘書時代も、暇があれば議員手帳を見て、顔と名前を覚えたり(これがわかってないと、会議の代理出席レポートで、誰がどんな発言をしたかが全く書けない)、人を覚えることには特に苦労しました。モノ忘れもしょっちゅうなので、とにかくなんでもかんでもメモりまくる。
しかし、ランチタイムにやってくるお客さまの顔を覚えて、どのテーブルにいつ誰が来て、何を召し上がって…などということをメモすることは不可能。こりゃもう、かたっぱしから覚えるしかないんだけど、ハナっから私にはムリ!と、思ってました。
クラブのお客さまや、議員の先生なら、いったん覚えれば数年は有効だけども、飲食店のお客さまは、来られてからお帰りになるまでで終わり。記憶の種類が違うんだ、私にとっちゃー。1時間そこそこで帰る人を次つぎと記憶して、お帰りになったら流し去っていくってのをエンエンと繰り返すってこった。絶対ムリ!
…しかし、ベテランのスタッフは、これを当たり前のようにやってんだ、、、

きっと、お客さまに興味を持てば、自然に当たり前にできることなんだ。
「ムリ」って思ってること自体が全くダメ子ちゃんなんだな。うんそうだ。

加賀まりこさんに似た、かわいらしくて華奢で美人の、年輩のスタッフの方がいらっしゃいます。
この人の動きが、ものすごくしなやかで卒なく、てきぱきとしていて、私の失敗やどんくさいところをさりげなくカバーしてまだあり余る余裕…いつも惚れ惚れしていたのですが、彼女は、嘗ては皇室や要人をお迎えしていた老舗の旅館の仲居さんだったことが判明。時代の移り変わりで、その旅館はビジネスホテルになってしまい、社長推薦で、今のお店に移っていらしたとか。
彼女がいうには、その旅館では自分なんかまだまだ若造で(50代よん)、70代のベテランスタッフが大勢いた。動きは自分よりもずっと機敏で卒なくしなやかで、歳なんか全く感じさせなかったとか。うん、わかるような気がする。目に浮かぶ。
これまた「ホテル プラトン」の世界じゃーん。

彼女は、お客さまをご案内するときなど「おばあちゃんと不肖の孫かな?」などと、ぼそっと言うのですが、そうやって、頭の中で想像を膨らませたりストーリーを描いたりするってことが、自然に身についてるんだろうな…
客商売って、それが当たり前なんだ。そうでなきゃできないんだよな。

人間て、ひとつの職業をずっとやってると、思考パターン、行動パターン、やはり、偏ってくるものでしょうか。
うん、偏るっていう書き方も語弊があるかもしれないけど、その立場からのモノの見方になっていくよね。私は音楽講師歴がいちばん長い。やっぱり「先生系」なんでしょうか? 自分ではそんなつもりなかったけど、いやむしろ、ダブルワーク歴が長いので、自分は「先生系」じゃないぞと思ってきたんだけど。
「先生系」…自分を不用意にさらけ出さない、頭を下げることが苦手、いつも人目を気にしている、近所のお店の下着のワゴンセールなどには決して近付かない、、、などなどと一般的には言われているようですが、私はどれもあてはまらないと思ってきたけど、実は、表面には現れなくても、しっかりと根っこを張っているのでしょうか~~?
「公務員系」「学者系」「サラリーマン系」「商売人系」「主婦」などなど、それぞれ特色あるのが当然だよね。偏りというより、「特色」か。でも、あまりいい意味で使われることが少ない、これらの職業区分。でもそれをいうなら、偏りのない人なんてつまらないのでは。ってか、そういう人はもう、この世に存在する意味は終わりました、次のステージがあなたをお待ちしています~~みたいな。
人間って、自分の「偏り」を他者とのコミュニケーションで補いあっていくところに意味や楽しさがあるのではないだろうか…

などなど、どんよりから飛躍し過ぎ(^_^;)

私はとにかく、御託を並べてないで、自分の仕事を早く覚えて、他のスタッフの方たちに迷惑をかけないようにする、そして早くお客さまに御満足いただける仕事をする…ってことがテーマなんだよ。

そして。
私は「先生系」。
これを自覚すべしだな!
まっ、もっとカッコよく「アーティスト系」といいたいところだけど。
ダブルワーク歴を前面に押し出して、バランスのとれた人間性を養えた…などと職務経歴書にさらりと書いて採用を取り付けてきておりますが、やはり、実際のところは、すべてが「芸のコヤシ」なんだよな。
あれもこれもそれも、一生懸命やればやっただけ、育っていくのは「アーティスト魂」。

Takが「嘔吐下痢症」になってしまい、翌日は仕事を休むことになってしまったので、夜中にいろいろ考えて書いていると、あれこれ、とめどなく考えて、収拾がつかなくなってきました。

次回は、「人間のバランス」について書きます。

その次は、9月にやるリハについても。

それからそれから、高松のミュージシャンのことも。

最近、ブログの更新が滞りがちですが、実はネタはありすぎて、ひとつひとつが濃いので、なかなかまとめられないっていう状況なんであります。
今日のこの記事も、2日に渡ってぐだぐだと書いていたので、現在、Takの熱も嘔吐下痢も落ち着いて、明日はじーちゃんにTakを託して、仕事にいきます。

「どんより」なんですが、くじけそーな状況ではありません。

Comments (10)
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