WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

それぞれの感受性 1

2007-02-08 | アーティスト魂
           

先日、フラミンゴ某メンバーと電話で喧嘩しました。
自分はTAKAMIさんのように感受性がないから、それが音楽をやっていく上でコンプレックスだというのです。私は、即座にそんなことはない、アンテナの周波数が違うんだといって、その裏づけ?を語ろうとしましたが、さっぱり入り口塞がれちゃって受け入れてもらえないので、私はだんだん不機嫌になって、「そんな頑ななんじゃーコミュニケーションにならないよ!」といって、決裂してしまったのであった.


本日のテーマはコミュニケーションではなくて、「感受性」についてですので、この喧嘩については、「きっかけ」ってことで、とりあえず置いといて、、、

「感受性がない」のでぴーんと一番最初に思い浮かぶのはHIROくんママです(^_^;)
(注:この記事はHIROくんママの了承済です)
府中時代、よくHIRO君親子と一緒に4人で遊んでいましたが、そのときのことをブログにアップするたびに、HIROくんママから言われてました。
「同じ時間を過ごしているのに、なんでこんなに感じ方が違うんだ!?見ているものが違う。私にはまるで感受性がない!!」
彼女は、子供たちが通った押立保育園の園庭に若い桜の木があって、花を咲かせていることを、年長になるまで気づかなかったというのです(^_^;)

うーーん、それは相当重症…とは、私は思いません。
感受性のアンテナの周波数が違うのだと私は思います。

以前、HIROくんママに、フラミンゴ♀3人(ピアノ講師)が主宰するピアノの発表会に出ていただいたことがありました。
彼女は、子供の頃、相当ピアノを頑張っていた人なのです。
HIROくんママんちに遊びにいくと、決まって彼女は「TAKAMIさん、聴いて聴いて」といって、練習中の曲を弾いて聴かせてくれるのです。
ワンポイントアドバイスを…というわけなんですが、ひとつの発表会に向けて、早起きしたり、頑張って時間をつくって練習して、その成果を「聴いて」といって、自分から弾いてきかせてくれるなんて、そんな人、あまり出会ったことありません。
これには私、感心したし、すごく嬉しかった。
でっ、私は、彼女がこんなにきっちりと緻密に練習してることに感動しつつも、「そのぺたぺたした感じのタッチは、もーちょっとかろやかに、こんなふうにしたほうがいいと思う」などと率直に感想を言うと「なるほどぉぉ~~」ってことで、それからは「タッチ」を重点的に練習して、また次に遊びにいったときには「聴いて聴いて」となるのです。

また別のとき、保育園の卒園の謝恩会で、サンバを演奏することになりました。
アレンジは私。園にあるラテンパーカッションを使って、みんなで楽しくできたらいいなと思っていました。
HIROくんママの担当はボンゴ。
フラミンゴDs.から、キューバ製のボンゴを練習用に借り受け、ついでにレッスンも受けて、毎日毎日、彼女はひたすら練習し続けたのです。
そしてみんなで集まっての練習日…
彼女のテクニックだけが際立っている、、、!!
私は、ボンゴやコンガを、正式に叩くのは難しすぎるので、ただ、音の高低をつけた簡単なリズムが打てればいいと思っていたのでした。
ところがHIROくんママは、「そこまでやるんかい!」っていうほど、ハマってひた走ったのでした。
アマチュアでも、初心者でも、短時間でも、やる気になればここまでできるんだ…と、これまた感動、、
ものぐさで、ぐうたらで、瀬戸際オンナの私は、保育園の謝恩会にこんなレベルを求めてはいませんでした、恐れ入りまくりでした。

「私は感受性が全くない」と言い放つHIROくんママは、ピアノの発表会でも、謝恩会の演奏でもとっても素敵でした。

つづく


Comments (6)
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