
先日ウチに英語教室の営業のおねえさんが飛び込んできて、1000円出張体験レッスンというのを申し込むことにしました。
…が、その結果、その英語教室はお断りしました。
と、ただこれだけなんですが、「営業」される→断る…って、みなさまもなにか、経験あるでしょ?
(最初にとびこんで来て下さったおねーさん、あのときの画像は、あしたさぬきにアップしてますからね~♪)
私は、実は最初からTakに今すぐ英語を習わせるなんて無理に決まってると思っていました。
でも、いずれは…という思いもあり、これまで「体験レッスン」なんかやったことがないので、まあ、家にきてくれるんなら、それもお金を払うんだから、タダじゃないんだから、断りやすいってもんだと思い、一応、きっかけとして受けてみようと思ったのでした。
しかし。
案の定、この教室のシステムは、正直いって魅力を感じませんでした。
体験レッスン自体は楽しかったんだけどね。
でも、「楽しい」と「発音」だけを全面に押し出されると、私としては、「それは違う」と思うのです。まあ、いろいろな意見はあると思うけれど。
最初に、先生(=前回とは違う営業のおねーさん)に英会話を習うとしたら、どんな教室が理想ですか?」と聞かれましたが、いつも書いているように
「先生が第一だと思っています」
「息子は、ビシビシと厳しく指導して下さる先生に食らいついていくタイプだと思います」
などとお話したのですが、体験レッスンの内容は、たいていの大手の教室が掲げているような「楽しんでいるうちに正しい発音で生きた会話をマスターしていく」というものでした。
でっ、私は、先生に、「まだ今年度になって、いきなりたくさんの習い事を始めて軌道にのっていないので、今すぐは無理。」というのを主な理由でお断りしました。それはホントのことですが、「教室のシステムがたぶんなんとなく私の考え方と合いません」とは言いませんでした。
言うべきだったかなあ…と、、、でも、言いにくい。
営業の方も、どうして断られたのか、正直なところが知りたいだろうな。
断るときは、やんわりと言い訳をせず、はっきりと理由を言うのが良いのだ。
…ってことで、いちおー、もしかしたら、ここにいろんな英語教室のみならず、営業の方がたも訪れて下さるかもしれないので、書いてみます。
私は、正直いって、「完璧な発音」は最重要事項ではないと思う。
私は、英語の発音、完璧ではありませんが、たぶん、マシなほうです。Takに発音だけなら教えてあげられるよ。
「発音コンプレックス」を持つ大人に対して、聴覚の敏感期にある子供に、適正なレッスンを…というのは、音楽教室でもうたっていることだけれど、それよりも、
「コミュニケーション」のためには、語彙や時制のほうが勝るような気がする。
「私は、注文します。でもこれはサイズちがいます。これは返品したいです。これは交換したいです。」
…この商品は、サイズが小さかったので、交換してほしい
と電話で訴える外国人。
全部現在形。これはまだいいほう。
この程度の語学力で、日本人と同じ発音で言われたら、逆に、意味わからんし…
それに、正しい発音を素直に耳で聞いて身に付けるには最後のチャンスとおっしゃいましたが、そんなことはないと信じています。
私の子供だもん(^_^;) 彼は中学生になっても照れずに正しい発音を耳から吸収して積極的に表現する能力はあると思う。
子供の可能性に「最後のチャンス」なんていってはいけない。
チャンスはいつでもあって、自分の手で掴むもの…と信じています。
親が信じなくてどうする。
それから、おねーさんの営業は、「カリキュラム」の説明がありませんでした。
年間を通して、どのようにレッスンが進んでいくのか、3年後、5年後はどのようになっていくのか。
当教室は全国にこれだけあって、これだけの生徒が通っている大きな、信頼できる、しっかりしたところである。…というのは、実は私にとってはあまり興味がない。大事なのは、先生個人の資質です。
ヤマハ講師をやっていた私には、それがものすごくよくわかっているのです。
ディズニーの教材との値段の比較もあまり興味がありません。
教材やカリキュラムそのものの「価値」を自分なりにじっくり考えて判断したい。
…ってことで、たったの1時間半程度で、「このお教室に決めます」なんて即決できるわけもなく、、、
これが、大抵の子供を持つ「断る」親の本心なのではないだろうか?
明るく、楽しく、とってもいい人だと、つい、ホンネを伝えられない。
こんなとこに書くくらいなら、ちゃんと誠意をもって伝えた上でお断りするべきでした。
コレについては別途「少年時代」にアップします~~