WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

温泉&ビール♪

2010-01-30 | 人生妙なり





このところ温泉にハマっている私たち母子を、ミュージシャンSさんが、お風呂&夕飯にと「ベッセルおおち」に誘ってくださいました。
ここは、海の見える露天風呂が気持ちよくて、Takがお腹の中にいる頃から家族でよく訪れた、懐かしい場所です。
Takが生まれてからも、帰省するたびに何度も訪れましたが、
そのうち家族で足が遠のいてしまっていました。

Sさんと3人で近くの海辺に少しだけ車を止めて、海岸を散歩しました。
そこて、Takは、放置された物干し竿をみつけて、砂に大きく字を書きました。


「お母さん 大好き」


きっとTakは、カノジョができて、デートで海にきても、お母さん」のところをカノジョの名前にしてこんなふうに書くんだろうな。
屈託なく、素直に、思いをこうやって表現できるって、すごいな…




この日は、こんな不思議な雲がずっと広がっていました




さて、それから「ベッセルおおち」、海の見える露天風呂へ…♪
一時は寂れた雰囲気になってしまっていたここも、以前の活気を取り戻していたような気がします。
露天風呂の外は、夕焼け空を映した海。
静かで穏やかで、波のない、夕凪の瀬戸内海。
貸切状態で、暫し無音の世界に浸りきっていました…

そのうちTakとSさんが隣の露天に出てきた模様。
そこでいきなり「お富さん」を大声で歌いだすTAKAMI。

ウケてました~♪へっへへ(^_^;)

と、その時。
高齢のご婦人がいきなりドアを開けて入ってきました。
出てきたというべきか?

げっ( ̄_ ̄|||)

なんだか品のよさそうなご婦人だったので、急いで歌うのをやめたのに、
隣からは「おかーさん、もっとうたって~~!!」とはやしたてるTakの声(-_-;)

ご婦人は、尼崎から、息子さん夫婦と3人で気儘な日帰りドライヴを楽しんでいるうちに、淡路島から徳島へ足を伸ばし、さらに香川まで来てしまったのだとか。
少したってから入ってきた女性を「お嫁さんです」と紹介してくださいました。
「とっても気が利く、優しい人なんですよ」
「ようおいでました」(TAKAMI)
う~~ん、私もここですらっと讃岐弁が出るようになったぞ(*^_^*)


館内の和食レストランは、以前からお魚がとっても美味しいのです。
ドライバーのSさんには大変申し訳なかったのですが、
新鮮なフグのお刺身で、ビールをいただいてしまいました~~♪♪
あ~~幸せいっぱい、おなかいっぱい~~(*^_^*)








やっぱ、温泉のあとはビールだぷは~~っ!!

今度は、朝から1日コースで、ご一緒にランチビールしましょぉ!
そんで、昼寝して、2度風呂浴びて、帰りは私が運転しますから~~♪♪


                     少年時代


Comments (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お富さん」リハ ドキュメント

2010-01-30 | アーティスト魂
お富さん     



「死んだはずだよお富さん 生きていたとはお釈迦様も知らぬ仏のお富さん…」
…って、きっとこのフレーズはみなさん、ご存じではないでしょうか??

来週、ミニコンサートで高齢者の方々に童謡と昭和歌謡を歌います。
今日は、午後からピアノSYOさんをお招きし、リハをやりました。
いろいろ伝えたいことはありまくるのですが、、、、

「お富さん」
本日のリハで、最後の1曲に決定したのでした。
今日はコレに絞って。


なんとなく曲は知ってる。
じゃっ、ちょっと歌ってみます。
楽譜のキイはF。コレは、春日八郎さんの原曲のキィで、高すぎる。
じゃっ、とりあえずCで。

キィFの楽譜を、Cに読み替え、さらに歌詞もつけつつ初見で歌う
…ってゆーのは、結構難易度高いが、ここはプロのプライドでがんばってみる。

しかし、、、
「♪~いきなくろべい みこしのまーつに あだなすがたのあらいがみ」
そのあと「死んだはずだよ…」と聞き覚えのあるフレーズへと続き、最後に
「エーサオ~ げーんやだな」
なんじゃこりゃ…??
イミがさっぱりわかりましぇ~ん!!

しかし、フルコーラス歌ってみると、なにやら、ツラく深い過去があって、死んだと思っていたお富さんが、いきなり現れて、今宵は、「茶碗酒」を酌みかわそう…と歌ってる。なんだか粋じゃん、お江戸系じゃん??

SYOさんは、当然ある程度はご存じで「コレはなんだかの歌舞伎の場面を歌にしているのだ」と仰るのだが、やはり、詳細が知りたい私は
「ちょっとお待ちを。意味を調べてきます」
といって、SYOさんを放置して、自室に篭る。
PCで検索すると、「お富さんの歌詞の意味」ってことで、多数ヒットし、私のように、この歌詞の意味を知りたがってる人がうじゃうじゃいて、おもしろくて、読み耽りそうになりましたが、ここは我慢して、ざざ~~っ…と数分で、お富さんのストーリーと歌詞の中の単語の意味を拾い上げて。

「お待たせしました」ってことで、
ようやくこの歌の意味を把握して、仕切りなおしで、再びSYOさんのピアノで歌ったところ、もぉ~~ホンマに楽しくてたまりませんでした。

「お富さん」とは、ヤクザの親分の妾であった。そして、歌の主人公の与三郎は、お富さんと恋におちて、逢引しているところを親分にみつかってメッタ刺しにされ、海に放りこまれた。お富さんも、その話を聞いて、悲嘆にくれ、海に身を投げたのだが、奇跡的に2人とも助かって、3年後、超奇跡的に「粋な黒塀、見越しの松」の「玄冶店」(ゲンヤダナ)で再会するのである。

歌舞伎のことは私にはわからないけれど、これは、決してコミカルなシーンではないのだと思う。
それを明るく歌い放つのも粋。
そして、その後 YOU TUBE で、春日八郎さんのステージを片っ端から見ました。
白いスーツで、ぴしっと立って、動作は最小限。
これが昭和初期の歌い手だ。
かっこいい。惚れました…
ステージで歌っているときの彼は、いつもなんだかはにかんでいるように見える♪
67歳で逝去。若すぎる。

お会いしたかったなあ~~
ヘルマン・ヘッセも、ドビュッシーも、春日八郎さんも、いつか天国でお会いして語れるときが来るんだろうか・・・???

SYOさんとのリハ中にTakが帰ってきて、ノリノリで「お富さん」を歌う私を冷静に見守り、SYOさんお帰り後もずーっと私のテンションが異様なので、いろいろと質問してきた。
Takにも、YOU TUBE で「お富さん」を聴かせて、曲の説明をした。
そのうち、「お富さん」のディスコバージョンを発見。
コレまたおもしろくて、Takも歌詞を覚えて、一緒になってノリノリで歌った。





いんやぁ~~カバーって、やっぱ楽しい♪♪

この曲が大ヒットした頃、子供達が歌詞の意味もわからず歌いまくることが社会問題になったそうだけど、私は、全部Takに説明したもんね。
ガンガン歌えTak!



今宵はTakとともに「お富さん」で夜が更けていきましたとさ。



昭和歌謡アッパレ!!

Comments (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする