
インフルエンザに罹って家に篭っていなきゃいけないので、先日久々に池田秋濤先生にTELして、長電話のお相手をいただきました。
池田秋濤先生は、書人であり、Takのお習字の先生でした。
このたび、ウェブサイトも新しくされ、ブログもボチボチとお書きになってるようなので、どうぞご覧くださいね。
私は、先生のことを「書家」「書人」などごちゃ混ぜでご紹介してきたような気がするのですが、
ご本人はきっぱり「書人」と仰るのです。「ぼくはただの人…ただ書を書く人や」
「書家」っていうのはは、エラソげでヤなんだって。
ええな~~~このスタンス。
ほな私も歌人や…って、意味が違うって(^_^;) 「歌うたい」かな~~
そういえば篠崎正喜画伯も、ご自分のことを「絵描き」と仰っている、、、
「画伯」なんていわれたくないのかも、、、
自分は唯の、書を書く人、絵を描く人、歌をうたう人…
そういう人こそ心の底に「アーティスト魂」というものが厳然とあるのではないだろうか。
ここで浮かんでくるのは、「良寛和尚」であります。
蓮の露
↑この記事を書いたとき、「まとめようがない」といって、逃げました。
それから6年半。
少しずつ私も「まとめ」ができそうな気がしてきたわ。
私がやりたい今後の活動は「宅配コンサート」
アートや音楽を求めて、あちこちに出向いていける人たちは、私も含めて、恵まれています。
私はやっぱりコンサートやLIVE会場に赴けない人のところに歌をうたいにきたいな。
SYOさんと2人で立ち上げようと思っていた矢先、骨折して、その後Takが靭帯断裂で、そのうちTakと私、続いてのインフル感染…と、いろいろ困難はありますが、
たいしたことじゃないって(^_^;)
じっくり地道にいきます。これは私のライフワークであり、「商売」ではありません。
本当に求めてくださる方のところに赴いて、心を尽くす…というスタンスでいきます。
ところで…
何度かご紹介させていただきましたが、書人 池田秋濤先生は、被災地にお1人で赴き、「やすらかに」とかかれた、墓前、仏前にお水やお酒をお供えするサイズの湯のみを差し上げ、
また、仮設住宅の方がたと交流され、そこで、色紙に、被災者の方がたの思いを書にして差し上げるというボランティア活動をお1人でなさっています。
そのお話を伺いながら、
「『被災地』といつまでも言われたくない、我々は、絶望の中から、復興に向けて、少しでも前へ進もうと努力している。
いつまでも『被災地』ではない、我々にとっては『復興地』なのだ」
というようなお話を伺ったというお話がとても印象的でした。

「瓦礫とひとことで片付けないで、昨日までは自慢の家」という、被災者の方のメッセージも心に迫り来るものがありましたが、
彼らはいつまでも同じところに留まってはいない、苦しいけれど前に進もうとしている。
今でも、私の所属教会からも、ボランティアで、定期的に「復興地」に、有志が赴いていますが、私もいつか機会があればと思いつつ、いつまでたってもスケジュール調整ができません。
そうこうしているうちに、私のできることなどないのではないか…との思いが過ぎってしまいます。
ボランティアの方たちは、皆さん、「私のほうがたくさんのことを学んで、元気を貰ってきた」と仰います。
ボランティアとは、「施し」ではなく「分かち合い」なのだと思います。
アーティスト魂も、全く同じなのではと思います。
自民党の景気優先政策、15ヶ月予算100兆円超…という記事を読みました。
やっぱりね。
もうとにかくまずは景気を活性化しなくてはどうしようもないのだという論理でしょう。
それはそうだけれど、、、
しかし赤字はますます膨れあがっていく…
一方、生活保護世帯の支給が削られるという記事も。
実は数ヶ月前、私のところに、総務省統計局から、「家計調査」の依頼がきました。
依頼というより強制的なものです。
6ヶ月間に渡り、家計費を詳細に帳簿につけなくてはいけないというものですが、
目的は、景気動向の把握,生活保護基準の検討…ということらしい。
恐らくこれは、主に低所得者を対象として、毎年行われているものと思われるのですが、全国で9000世帯が選ばれ、それに「当選」してしまったというわけです。
コレを進んでやりたい人は誰もいないと思います…が、地道に毎日続けることによって、我が家の家計についての見直しができる…など、なるべく前向きに考えて協力しましたなどという方も、ウェブで見つけたりもしました。
「家計調査は,一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯の方々を対象として,家計の収入・支出,貯蓄・負債などを毎月調査しています。
家計調査の結果は,これら調査世帯の方々の御理解・御回答によって得られており,
我が国の景気動向の把握,生活保護基準の検討,消費者物価指数の品目選定及びウエイト作成などの基礎資料として利用されているほか,
地方公共団体,民間の会社,研究所あるいは労働組合などでも幅広く利用されています。」(総務省 統計局HPより)
よほどの理由がなければ断わることはできなさそうでしたが、私はお断りしました。
理由は緑内障で、帳簿を書くことに多大なストレスがあるからという正当な、健康上のものです。
私は、PCの画面で記事やメールは書けるけど、携帯メールはできないし、ボールペンを持って、なんか書類を書くのは、大変な労力が要ります。
年賀状も1年に1度だから書いています。
それを、レシート片手に半年も毎日続けるのは無理だと、これ以上目に余計なストレスをかけて悪化させたくないので、診断書付きでお断りしようとしたけど、とりあえず口頭で大丈夫でした。
…しかし、こんな調査があること、初めて知りました。
私は生活保護世帯ではないけど、母子扶養手当を受給している「母子家庭」で、しかも現在は「非課税世帯」ですが、
母子扶養手当の支給額も、このたび減額されました。
収入によって、細かく基準が設けられているのですが、一昨年がその前の年より年収が減っているにもかかわらず減額されていた。
一昨年というと、父の付き添いなどで、殆どまともに仕事ができなかった年です。
おともだちのHiro君ママは、年収が前年度と全く同じなのに、ものすごく減額になっていたとのこと。
でっ、私たちは、言っても無意味な文句いいません。じゃあどうしよう…と、次を考えるのです。
文句いうより、すぐに次の生きる方策を考えるほうが現実的だもの。
私は、議員秘書時代から身に染みて思うことは、自分の身は自分で守らなくては、国をアテにしていたら、納得できないことばかり、
即時対応は絶対無理、
本当に何百年も先を見据えて本気で政治をやってくれるのなら、今の自分の状況は自分でなんとかしよう…と、
今生きて社会生活を営んでいる我々が耐えられるところは耐えなければ、本当に先がない、、、ということです。
家族だったらそうではないでしょうか?
子供の未来のために、節約して、自分のレジャーや洋服代は削って、自分の時間を仕事に充て、学費や習い事や、子供の夢に充てるのが親というもの。
だからこそ、自分は今、耐える覚悟で、次の世代に息を吹き返し、マトモな世の中を構築してくれる政治家、政党を真剣に選ぶべきです。