10月19日(土)
レッスンの生徒さんがお休みになり、突然の完全オフとなったこの日、迷わず瀬戸芸へ~~~!!
久々のアート散歩♪ 楽しかったよ~~~~ヽ(^o^)丿
本島は、丸亀港からフェリーで行きます。
高松からの航路とは違った眺めが新鮮で、とってもよかった。
瀬戸大橋を眺めながらの船旅。
船から眺める瀬戸大橋はとっても美しいです。
瀬戸大橋から眺める瀬戸内海も感動的に美しいけれど、、、
本島、もちろん初めて訪れました。
ちいさな島だし、作品もそう多くないし、突然のことなので、何も予習もせず、お散歩できればいいや…なつもりで行きました。
でも、めっちゃよかった~~~~!!ヽ(^o^)丿
2~3時間でまわれるとのことなので、ひとつひとつじっくり観ていきましょう~♪
ただ、豊島の教訓を生かして、喰いっぱぐれにだけは遭わないように(^_^;)
石井章 「出航」
まず、港で、この作品がお出迎え。
本州と四国が最も接近する備讃瀬戸の海域にある大小28の島々を「塩飽(しわく)諸島」といい、かつて本島はその中心地として栄えた。
優秀な造船、操舵術を持ち、中世から江戸時代にかけて海運業で全国的に活躍し、また、ときの権力者たちは、「塩飽水軍」として利用した。
日本で初めて太平洋を往復した咸臨丸には、塩飽諸島出身の優秀な船員が多く乗船していた。
磐田草平×プロマイノリティ 「New Port-青い香辛料-」
インドの先住民族サンタルの人たちが本島に滞在。初めて海を見る彼らが、島の生活に触れながら倉庫をつくる。
サンタルの建築工法と、島の伝統技術を融合させたもの。
倉庫の壁には、滞在中のプロセスの壁画が…
これはひまわりの種のオブジェ…と、団体の方のガイドさんが仰ってるのが聞こえてきたよ(^_^)
シーボルトガーデン
これが、すっご~~~く楽しかった。素晴らしかったです。
この、ケッタイな小屋、庭も荒れ果てていそうに見える外観、なんじゃこりゃ~~…な第一印象なのですが、、、
長崎のオランダ商館医として来日していたドイツ人シーボルトが、商館長の江戸参府に随行して、瀬戸内海を航行した折、
その美しさに感動し、著書「日本」の中に、紀行文を残している。
それをベースに作られたインスタレーションのようです。
「以下は、「シーボルトガーデン」の屋内展示の解説より抜粋
「舟が向きをかえあるたびに魅するように美しい島々の眺めがあらわれ、島や岩島の間に見えかくれする日本(本州)と四国の海岸の景色は驚くばかりで
……ある時は緑の畑と黄金色の花咲くアブラナ畑の低い丘に農家や漁村が活気を与え、
ある時は切り立った岸壁に滝がかかり、また常緑の森のかなたに大名の城の天守閣がそびえ、その地方を飾る無数の神社仏閣が見える。
はるかかなたには南と北に山が天界との境をえがいている。隆起した円い頂きの峯、それをしのぐ錐形の山、ぎざぎざの裂けたような山頂が見え……峯や谷は雪におおわれている。」
(斉藤信訳『江戸参府紀行』より)
ドイツ人シーボルトにとって、鎖国時代の瀬戸内海のは、どれほどエキゾチックで、魅力的だったことだろう、、、
屋内のそれぞれの部屋
普通の部屋の中で足元が波打ち際になって、寄せては引いている…
こちらの部屋では、たくさんの木箱が積み重なっていて、この中がスクリーンに…
手と足と、植物の動画♪
この部屋は、ミニシネマ的に、シーボルトが集めた草花、観察、研究の記録が投影されます。
本の中の草花が動き出したり…楽しい~~♪♪
普通の家の中の普通の部屋。だから、スクリーンの上にエアコンあります(^_^;)
シーボルトの肖像
こちらは日本人妻(というか、愛人)、楠本瀧かな?
なんだか「蝶々夫人」を彷彿とさせます、、、
どちらともスクリーンになってて、動きます♪
ちなみに、後ほど調べたところ、楠本瀧との間に生まれた娘、イネは、日本で最初の、西洋医学を学んだ産科医とのこと。
いろいろと、お勉強になります…し、とても感慨深いです。
庭を見渡せる、不思議だけど、くつろぐお部屋
ここは、最も感動的だった…
カーテンに仕切られた部屋の障子の向こうは海。
障子が少しずつ開けられて、軒下に吊るしてあるヤツデの大きな葉っぱを、女がやってきて籠に集めるシーン。
詩的で、メルヘンの世界のようだった。
これがシーボルトから観たニッポンの瀬戸内海の風景なのかなあ…
作品解説など、壁に展示されているのだけど、次の人が並んでいるので、読む時間ももったいなく、作品の世界に浸るほうを優先。
庭には、シーボルトゆかりの植物が生い茂って…
な~~~んて書いていたら、本島だけで、どんだけの量になるやら…ふう、、、
次回から少しはしょっていきます。