この前書いたとおりに、「滝壺ビオトープ日誌」をつ
けているのだが(何が見えたか記録しているだけ)、
確かに日々見える「ヤゴ」の数には変化がある。
その理由としては、移動した、或いは単にドロにまぎ
れて見えなかったというのが考えられる。
一応、大きさも記録していているので、記録上はそん
なところでも変化が付けられる。
例えば、2ミリが一匹とか書くと、その固体の存在が
認識され、以前より親しみが湧いてくる。
感情移入というのはこういうところから始まるのだろ
う。
これが進むと、名前をつけたりするのではないか。
しかし、「何とかちゃん」などということになると、
流石にちょっと付いてはいけない。
犬などのペットに、ちゃんをつけるその気持ちは解ら
ないではないが(個人的にはちゃん付けは好きではな
い)、昆虫にちゃんを付け始めたら、それはもう危険
領域なのかもしれない。
ついでに、ペットなどを(虫も含めて)「この子」と
呼ぶのにも非常に抵抗がある。
付けるなら、1号2号というのが良い。
それで、我が「ヤゴ1号」(何だか日本軍の暗号みた
いではないか)は、本日脱皮したてらしく、体色が白
く一際目立っていた。
その横には、脱いだ皮がしわしわの状態で沈んでいる。
これで体長は7ミリほどになった。
「ヤゴ3号」は、水際のドロに隠れていた。
これはもう少し大きく、1センチ強。
見た目は判らず、うっすらと輪郭らしきものが認めら
れ、思わず割り箸の先で突っつくと(どうしても止め
られない)、最初は反応がなくしつこくやっている内
に動き出し、そのまま上陸してしまった。
ここでまた突っつくのは流石に気が引け、そのままに
しておいたが、停止した状態で動く気配がない。
「ヤゴ」によって、この小さな「滝壺ビオトープ」に
限っても生息場所の違いがあるが、これは種類の違い
によるものなのだろうか。
同じような姿なので、見た目では区別が付かない。
今のところ、「ヤゴ4号」は違う種類であることは判っ
ている。
明らかなフォルムの違い、丸みがあるのだ。
後は、全く判らないのが現時点でのヤゴ状況。
因みに1号2号の数字は、単に発見順で、大きさを表
わすものではない。
実際、「ヤゴ2号」は二ミリほど。
しかも、違う「ヤゴ」が2号になる可能性もある。
要するに適当に付けているのだ。
まあ、その程度の緩さが調度良いのではないだろうか。