紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

北岳登山・二日目

2006-10-07 16:07:04 | 3・山の日記
4:30 起床予定が、気づいたら、5:00

あわてて飛び起きる。
こういうこと一つとってみても、いつもヌマさんやK隊長に頼っていたのだということがわかる。(反省)

5:50 白根お池小屋出発

外は、妖しいほどの朝焼け。こういう時は天気がくずれる前ぶれということだ。太陽も顔を出した。



6:12 二俣

そこから先は、いよいよ急な登りになる。岩についた目印を見失わないようにして登って行く。
もう秋の山という感じ。バットレスに近づいていくと、岩場を登っている人たちの声が聞こえてきた。よく見ると人が動いているのが小さく見える。



道はだんだん急になっていき、木のハシゴを次々に登って行く。全部で17カ所ハシゴがあるということだ。

8:20 八本歯のコル 

稜線に出ると、急に視界が開ける。曇り空ではあったら、そこからは景色がよくて、写真を撮ったり、景色を眺めたするので、なかなか足が進まない。富士山も見えた。山頂にカサのような雲がかかっていた。

ウエハラさんが歩いているはずの間ノ岳の稜線も見えてくる。きっとあの稜線のどこかを歩いているよといいながら、記念撮影。



長いハシゴを登っていく。木のハシゴは、雨でも降ったら滑りそうである。



登ってから下を振り返って、良流娯さんを撮る。



山頂目指して、さらに登って行く。



9:50 北岳山頂 (3192.4m)(写真トップ)

きっかり10分間、山また山の景色を楽しんだ。
今年GWに登った仙丈ヶ岳が、手が届きそうなほど近くに見える。そして、なんと背が低い。あー、やっぱり北岳は日本で二番目に高い山なんだなあと思う。

そうこうしているうちに、西の方の空にあやしい膜のようなものがあらわれた。それは見る見る間に近づいてくる。と思っていると、雪が降り出した。ぱらぱらと音がするので、霰かもしれない。
秋の山の天気は変わりやすい。

10:20 山頂を後にする

肩の小屋目指して、下っていく。



11:00 肩の小屋
  
雪が降っているので、コーヒーを頼んで、小屋の中で昼食をとることにした。



11:45 肩の小屋出発

しばらく稜線沿いに歩いていく。いつ歩いても高山の稜線は好きだなあと思う。
後からM子さん。



前を下る良流娯さん。向こうに見えるのは鳳凰三山。左から地蔵、観音、薬師。去年のGWに登った時は大雨で、北岳の姿は何も見えなかった。



12:05 分岐  あたりは秋らしい気配。



稜線から離れて、二俣目指して下っていく。

1:25 二俣

だんだんと小雨からどしゃぶりに変わる。ぬいだり着たりしていた雨具を着込み、スパッツもつけ、急いで下る。



大樺沢コースもけっこう長い。

3:10 広河原着

ウエハラさんは先に着いていて、シャワーを浴びていた。

4:00 甲府行きバスに乗る

バスには2時間も乗るので、全員座れるように3-4台ほどに増便された。

計画表

北岳登山・一日目(~白根お池小屋)