一昨日は、エマノン歌仙「「冬木立の巻」反省会 があった。
この歌仙がスタートしたのが、2月1日。それから、5月9日に巻き終わるまでに、東日本大震災という、とてつもなく大きな出来事があった。
はっきりいって、私自身、歌仙を詠むどころではないという気分の時もあったし、連句仲間の1人が仙台に住んでいることもあって、ご無事でいられるか心配もした。それこそ、連句どころではないだろう。
そう思っていたので、震災後、最初に仙台から句が送られてきた時には、ほんとうにホッとした。
気持ちに余裕がないと、句を詠もうとは思わないだろうから。
少しは、落ち着かれたのだろうと安堵したのだった。
そして、歌そのものは、大震災に引きづられる形になって、同じ場所にとどまるような句も多く、できのいい歌仙ではなかったかもしれない。
けど、こんな時期だけに思い出深い歌仙になった。
次回の歌仙。
昨日までに、以下の発句が集まった。
そして、票が一番多く集まった、


この歌仙がスタートしたのが、2月1日。それから、5月9日に巻き終わるまでに、東日本大震災という、とてつもなく大きな出来事があった。
はっきりいって、私自身、歌仙を詠むどころではないという気分の時もあったし、連句仲間の1人が仙台に住んでいることもあって、ご無事でいられるか心配もした。それこそ、連句どころではないだろう。
そう思っていたので、震災後、最初に仙台から句が送られてきた時には、ほんとうにホッとした。
気持ちに余裕がないと、句を詠もうとは思わないだろうから。
少しは、落ち着かれたのだろうと安堵したのだった。
そして、歌そのものは、大震災に引きづられる形になって、同じ場所にとどまるような句も多く、できのいい歌仙ではなかったかもしれない。
けど、こんな時期だけに思い出深い歌仙になった。
次回の歌仙。
昨日までに、以下の発句が集まった。
早苗田に 沈む夕日の 照り返し ○
冷えびえと 音も静かに 走り梅雨 ○○○
人ひと人 籐の簾に 息とまる
つかの間の 薔薇に見とれる 交差点
くもり空 桜桃碗に あふれしむ
夏来る 地球儀の海 ひんやりと
天空へ 開け放たれて 青田道 ○○
星を差す 指よりこぼれ 草蛍
海亀に 星の教えし 道のあり ○
そして、票が一番多く集まった、
冷えびえと 音も静かに 走り梅雨 晩菊が発句に決まり、新たな歌仙がスタートした。

