紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

「小さな恋の物語」 

2011-06-15 06:56:47 | 13・本・映画・演劇・音楽など
「小さな恋の物語」は、みつはしちかこさんが描いたマンガである。
最初に出会ったのは、高校生のころだった。
誰が教えてくれたのか、覚えていないけど、あの頃(今もだけど)仲良かったC子だっただろうか?




チッチという小さな女の子が、のっぽのサリーに恋をする物語。
とても好きで、何度も何度も読んだ覚えがある。

そのマンガが、毎年梅雨の頃になると、新しい巻が出た。
何年か買い続けて、そのうち、初恋にときめく年齢でもなくなり、いつしか買わなくなってしまった。

作家のみつはしちかこさんの近況を、最近読んだ。
今70歳になられ、ご主人をなくされた後、しばらく筆をとっていなかったそうだ。ご自身も心不全で意識不明になられたという。
チッチとサリーの話しは、ご自身の体験から書いたと、昔読んだことがある。

1年ほど絵筆をとっていなかったが、再び「あなたにめぐりあえてほんとうによかった」という詩画集を、最近出されたそうだ。

ところで、家に何冊もあった「小さな恋の物語」は、今はどこにあるだろう。
同じように好きだった妹の家だろうか。今度聞いてみよう。


梅雨の頃  初恋の日の なつかしく   紅蓮

梅雨寒や  初恋とほく なりにけり   紅蓮