紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

航海日より

2016-10-16 15:36:31 | 23・三宅島のくらし
今日も秋晴れ。すばらしい天気だった。
海も静かで航海日より。

こんな日に、内地に渡っていけるといいけど、渡っていったのは夫一人。
目の調子が悪いらしく、内地の眼科でみてもらうことになった。
三宅島には診療所はあるけど、眼科専門の病院はない。眼の具合が悪くなると、内地に渡って、みてもらわなくてはならない。

こういう場合、私は三宅島に一人でいるより、一緒に帰って、しばらく向こうに滞在するのが、いつものことなのだけど、今日、明日、あさってと、仕事があるので、こちらに残ることにした。
こんな風に忙しいことは、1年に1度くらいしかないのだけどね。
私も船に慣れたとはいえ、まだ船の上で、本を読んだり、文章を書いたりはできない。それさえ、できるようになれば、行くのだけど。

いつもは見送られてばかりの私だけど、今回初めて、錆が浜の港に夫の見送りにいった。







夫は、畑が忙しいのに困ったなあといいながら、なんだか嬉しそうである。ふふふ。





今週もすごく大勢の人が乗り込む。





上の甲板から手を振る夫。




蛍の光の音楽とともに船は出て行く。




家に帰ってきたら、ちょうど庭から橘丸が通るのが見えた。