紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

新刊が出ました!

2011-10-21 10:22:35 | 2・仕事の周辺
前のブログにも載せたが、「ぼくらは、ふしぎの山探検隊」という本が出た。

新刊が先か、シンちゃんが先かと、毎日やきもきしていたけれど、偶然にも同じ日にできあがった。
いつもは、新刊は、編集者の方が届けてくださるのだけど、そういうわけで、全く予定が立たなかったので、送って頂くことになった。
今朝届いて、表紙をなぜて(笑)、あらためて、喜びをかみしめている。

私にとっては、思い入れの強い1作。
なぜかというと、最初の本である「ぼくらの夏は山小屋で」を書いた時から、あの本の続きを書こうと思っていた。
実際に、何度も書いたのだけど、うまくいかず、そうこうしているうちに、「ぼくらの夏」が絶版になってしまった。
となると、続きなど書きようがない。

その時にはかなりガッカリしたのだけど、少したってから、また別の形で書こう、いつか必ず、と思うようになった。
そして、できあがったのが、「あの夏、ぼくらは秘密基地で」であり、「ぼくらは、ふしぎの山探検隊」である。

25年という長い間、あたためてきた本ができて、ほんとうに嬉しい。
前作もだけど、この本も、書いている間がすごく楽しかった。いつもは、本を書くというのは、楽しい中にも、産みの苦しみというか、そういうのを伴うものだけど、この2作に限っては、そういうことがいっさいなく、楽しくて楽しくて、するすると書いてしまった。
あとで文章を大幅にけずるのに、相当時間がかかったが、それすらも楽しい作業だった。


14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
泉ちゃんが (ターボ)
2011-10-21 11:10:46
新刊の上梓おめでとうございます。
「続 ぼくらの夏は山小屋で」ー泉ちゃんが再登場するのですか。
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ターボさんへ (紅蓮)
2011-10-21 12:23:03
ぼくらの夏のつづきじゃなくて、あの夏ぼくらは秘密基地での、つづきなので、泉は出てこなくて、
ジュン、ケン、亜季子、剛、若葉、哲平が登場します。
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おめでとうございます~♪ (マサ)
2011-10-21 18:07:48
新刊出たんですね!おめでとうございます~♪
お孫さんの誕生と、新刊が出来上がった日が同じというのは、なにか運命的なものを感じますよね。
おおきな喜びが二つも同時に生まれて、素晴らしい日になりましたね。嬉しいのと、ホッとするあまり、お疲れがでませんように。
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新刊 (としちゃん)
2011-10-21 19:46:12
新刊おめでとうございます。
いつまでも若々しい感覚で文章を書ける紅蓮さんは偉いと思うわ。
それにしても25年間も温めてきたというのもすごいですね。楽しみながら書けたなんて最高ね。
10月20日は忘れられない日になりますね。
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ダブル (きままに うたどん)
2011-10-21 19:54:42
ダブルで おめでとうございます。
嬉しいことかさなり 良いことずくめ、
忘れられない日になりましたね。


  娘 息子が少年団のころが思い出されます。バス1台でよく キャンプにいつ足り 山につれていってり 記念行事で劇をしたり きりがないほど・・
子供たちは、覚えているかしら・もう20年以上
経ってます
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マサさんへ (紅蓮)
2011-10-21 22:18:12
この日は、ほんとうに、いろいろ目でたいことが重なって、忘れられない日になりました。
よく考えると、この前身の本は、娘や息子に読んでもらえたらなあと思って書いたにもかかわらず、思いはかなわず、その子(私の孫)には、間に合ったという気の長い話です。
マサさんもこれからなので、書いてしまいますが、娘が出産するって、実は忙しいのは、これかららしいのよね。退院後は、ちまたの話しでは、かなり忙しいそうです。@@
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としちゃんへ (紅蓮)
2011-10-21 22:20:04
ありがとうございます♪
娘も、今日面会にいったところ、生みの苦しみがわかったようです。
でも、それだけにいっそうかわいい赤ちゃんですね。
本も、ときとして、ほんとうに産むのに苦しい時があります。今回は、そんなこともなく、幸せでした。
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うたどんさんへ (紅蓮)
2011-10-21 22:22:53
ありがとうございます♪
この本もそうですが、私にとって、くすの木少年団抜きでは、子どもの本は書いてこられなかったというほど、大きな影響がありましたね。
たぶん、息子と娘にとってもそうだろうと思います。
中でも、山の楽しさをともに味わえたことは、いつまでも感謝したいと思います。

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勘違い (ターボ)
2011-10-22 06:16:33
勘違いしました。すみません。
新刊書の登場人物から察すると、既刊書同様に親近感がわいてきます。
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ターボさんへ (紅蓮)
2011-10-22 08:29:00
またぜひ読んでください。まだ見本なので、来週には本が届く予定です。お楽しみに。
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