閃光のナイトレイド 第12話 「夜襲」 △+
「超能力アクション」って側面が薄れて
歴史IFものとしての側面が強くなった満州今日このごろ
「未来予知」で「核」を作成するっていう大ホラの隠蔽のために
「超能力」って小ホラ設定を持ち出したのかもねえ
そういう様に「設定」の為にある意味小さい設定やいろんな
キャラクターの活劇を犠牲にするっていうあり方は
近頃ではマレなあり方ではある
個人的にはこの大ホラは興味を惹かれるし、それだけでも
成功だと言いたい気持ちはある
あとはどう風呂敷を仕舞うかだね、その為の鍵はもう
手に持っているハズ
けいおん!! 第12話 「夏フェス!」 ○
あー、なんでしょうおねえ、この若い頃特有の
「全知全能感」って。みんなでワイワイやってて
テンションが上がるとこういう「プロにも負けてない!」
っていうあの空気、なんか今のサッカー日本代表もそんな
感じなのかなあ。
修学旅行でも寝る時に「ドクロ」とかうらうらと言って
クスクスやるシーンとかあったけど、こういう若い頃に
あった何気ない一瞬を切り取るのに賭けているのだろうねえ
原作の方は確認していないのだけどそういう方向性を
忠実に再現しているのかアニメ独自の味付けなのか
いずれにせよお安くはない
澪とかムギがはしゃいでいる分、律っちゃんはなにげに
おとなしめなのがよいですぞ、部長さんらしくて
でも先生はもうちょっと自重すべきだと思いますw
四畳半神話大系 第10話 四畳半主義者 △+
いっかいはこういう「孤独」な独白ばなしを
やらないとねえ
「私」が「四畳半で生きていけばいいのだ!」ってぶちあげた
3分後に孤独に耐えられなくなってすぐ折れちゃう
のがまあこいつの限界ですw
「同じ事の繰り返しのようでどの平面の私の人生も
けっこう彩りがあるじゃないか―」なんて自己弁護するのが
まあなんともいわけないねぇ
こーいう手法があるいっぽうで「けいおん!!」みたいな
彩り華やかな作品もあるのだからニッポンのアニメも幅の広い
ことだねえ、もっとも「四畳半」なんてノイタミナでやんなきゃ
埋もれてしまいかねんが
さらい屋 五葉 第11話 失礼つかまつった ○
あのへたれ政ちゃんがKATANAのように鋭い
弥一ちゃんのトラウマスイッチを16連射
弥一が自分と同じような境遇の人物を捜すために
わざわざ人攫いに身をやつしていたってのは
こんだけ強力に構築された世界観とキャラクターだからこそ
説得力を持つ、今回のようにそれが実際にでてきたら
つまらんおはなしだとギャグにしかならないからねえ
(弥一はその人の生の滑稽さに笑っていたけど)
しかしまあわざわざ自分と同じような境遇の人間を捜すってのは
どこをどう切り取っても「私」しかでてこない「四畳半」を
見た後だと一層感慨深いものがあるなあ
おおきく振りかぶって~夏の大会編~
第13話 「また始まる」 とまた反省会 ○+
「おおぶり」ってのは「心内語」が非常にかしましい
わけだけど、それがウザくならないのは「野球」っていう
「結果」がすぐに出るスポーツの内側で処理してしまっているからで
この取り合わせはすこぶる強力だなあとほとほと感心しています
しかも「高校野球」だからねえ。「作戦」とか「心理戦」で
負けちゃうとモロにアドバンテージを取られる、そのあたりも
上手くできている、プロとかになると絶対的な身体能力とかで
ねじ伏せられちゃって件の「心のおしゃべり」が邪魔になるかも
しれぬ、そのあたりの担当は田島が担っているのだろうけど
田島と三橋の目標が同じ「甲子園優勝(全国制覇)」でも
いっぽうがシンプルにそれを目標にしているのに対して
ともかく三橋がこのチームで負けるのがイヤだから
結果として優勝「してしまう」っていう違いがあるのが
実際に目標を立てることの効能もさることながら
演出上のうまさに涙がでそうになるねえ
チームメイトだったらぜってーにコイツ勝たせてやりてー
って思っちゃうよ
そういうエモーションを鬱的展開抜きで起こさせてしまうってのは
すげーことなんかもしれぬ、「けいおん!」にすらそれは
ないのだから。
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