◇ 外国人の買いに踊る株価 = 株価の上昇が止まらない。日経平均は先週531円の値上がり。終り値は21年4か月ぶりの高値となった。なにしろ10月に入ってから先週末までの23営業日で、下げたのはわずかに2日だけ。この間の上げ幅は2183円に達している。買っているのは主として外国人投資家。ヘッジファンドから政府系ファンド、年金基金まで、一斉に東京市場に乗り出してきている。
ダウ平均も着実に値を切り上げ、史上最高値を更新中だ。先週は105ドルの値上がり。日米ともに、企業の好調な決算発表が株価上昇の原動力となっている。その根底には世界同時好況と、政治・経済上のリスクが影を潜めたことがある。この点に関しては、トランプ米大統領のアジア歴訪中に、北朝鮮が何か動きをみせるのか。油断はできない。
リスクが高まらなければ、株価上昇の環境は保持される。日経平均は96年6月の高値2万2666円を超えて、さらに2万3000円に迫るかもしれない。その途中で多くの投資家が「もう」と考えれば、株価は調整に入る。そのとき「まだ」と考える投資家が増えれば、株価は再上昇することになる。
今週は7日に、9月の毎月勤労統計。8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の国際収支と機械受注、10月の景気ウォッチャー調査。10日に、9月の第3次産業活動指数。アメリカでは10日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、10月の貿易統計。9日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均も着実に値を切り上げ、史上最高値を更新中だ。先週は105ドルの値上がり。日米ともに、企業の好調な決算発表が株価上昇の原動力となっている。その根底には世界同時好況と、政治・経済上のリスクが影を潜めたことがある。この点に関しては、トランプ米大統領のアジア歴訪中に、北朝鮮が何か動きをみせるのか。油断はできない。
リスクが高まらなければ、株価上昇の環境は保持される。日経平均は96年6月の高値2万2666円を超えて、さらに2万3000円に迫るかもしれない。その途中で多くの投資家が「もう」と考えれば、株価は調整に入る。そのとき「まだ」と考える投資家が増えれば、株価は再上昇することになる。
今週は7日に、9月の毎月勤労統計。8日に、9月の景気動向指数。9日に、9月の国際収支と機械受注、10月の景気ウォッチャー調査。10日に、9月の第3次産業活動指数。アメリカでは10日に、11月のミシガン大学・消費者信頼感指数。また中国が8日に、10月の貿易統計。9日に、10月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪6日の日経平均は? 予想 = 上げ≫