◇ FRBが引き締め中断の姿勢に = しばらく静かだった株式市場が、また動き出した。FRBは先週30日、大方の予想に反して金融引き締め政策の中断を表明。この日のダウ平均は400ドル以上も急騰した。このほか米中貿易交渉が予想以上に進んでいるという情報もあって、ダウ平均は先週327ドルの値上がり。6週間の連騰で、2か月ぶりに2万5000ドルを回復している。
出現したのは、好材料ばかりではない。悪材料のほとんどは、有力企業が発表した好ましくない決算内容。たとえばアップル、フォードなどの業績悪化が、株価の足を強く引っ張った。その多くが中国関連の銘柄。特に半導体に関係する企業の決算が悪かった。FRBが引き締めの中断を決めたのも、こうした決算が次々と発表されたためだと受け取る向きが多い。
日経平均は先週15円の値上がり。こちらも中国関連企業の減益決算に、株価は頭を抑えられた。またFRBの政策変更で、円相場の上昇が懸念されている。先週はまだ動かなかったが、今週以降どうなるか。米中貿易交渉については、アメリカ側が意図的に明るい情報を流し始めたようにみえる。今月中に、一定の和解が実現するのかどうか。
今週は7日に、12月の景気動向指数。8日に、12月の家計調査、毎月勤労統計、国際収支、1月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、12月の貿易統計、1月のISM製造業景況指数が発表される。企業の決算発表は、日米ともにピーク。なお5日は、トランプ大統領の一般教書演説。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
出現したのは、好材料ばかりではない。悪材料のほとんどは、有力企業が発表した好ましくない決算内容。たとえばアップル、フォードなどの業績悪化が、株価の足を強く引っ張った。その多くが中国関連の銘柄。特に半導体に関係する企業の決算が悪かった。FRBが引き締めの中断を決めたのも、こうした決算が次々と発表されたためだと受け取る向きが多い。
日経平均は先週15円の値上がり。こちらも中国関連企業の減益決算に、株価は頭を抑えられた。またFRBの政策変更で、円相場の上昇が懸念されている。先週はまだ動かなかったが、今週以降どうなるか。米中貿易交渉については、アメリカ側が意図的に明るい情報を流し始めたようにみえる。今月中に、一定の和解が実現するのかどうか。
今週は7日に、12月の景気動向指数。8日に、12月の家計調査、毎月勤労統計、国際収支、1月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、12月の貿易統計、1月のISM製造業景況指数が発表される。企業の決算発表は、日米ともにピーク。なお5日は、トランプ大統領の一般教書演説。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫