◇ ダウは史上最高値を更新 = アメリカは先週4日が独立記念日。ダウ平均株価はその前日の3日、終り値が2万6966ドルに達し、9か月ぶりに史上最高値を更新した。米中貿易交渉の再開とFRBによる利下げ期待が、株価を押し上げた。この日はSP500とナスダックの株価も、そろって最高値を更新している。ところが休日明けの5日、朝方に6月の雇用統計が発表されると、株価は反落した。
雇用統計の内容は、非農業雇用者の増加数が22万4000人。予想を大きく上回る結果だった。景気がいいことを示す経済指標が発表されたのに、株価が下がる。FRBによる利下げが遠のくのではないかと、投資家が心配したからだ。カネ余りの金融相場ではもう慣れっこになった、一種の矛盾である。ダウ平均は週間322ドルの値上がり。
日経平均も先週は470円の値上がり。米中貿易交渉の再開は好材料だが、アメリカの利下げムードは円高につながるため悪材料。それにしても東京市場の株価は戻りが鈍い。ダウ平均が年初来3600ドル上げたのに対し、日経平均は1700円しか上昇していない。その原因は、もっと追究されていい。今週はダウが2万7000ドルに載せるかどうかがポイント。
今週は8日に、5月の国際収支、機械受注、6月の景気ウォッチャー調査。9日に、5月の毎月勤労統計。10日に、6月の企業物価。11日に、5月の第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、6月の消費者物価。12日に、6月の生産者物価。また中国が10日に、6月の消費者物価と生産者物価。12日に、6月の貿易統計を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
雇用統計の内容は、非農業雇用者の増加数が22万4000人。予想を大きく上回る結果だった。景気がいいことを示す経済指標が発表されたのに、株価が下がる。FRBによる利下げが遠のくのではないかと、投資家が心配したからだ。カネ余りの金融相場ではもう慣れっこになった、一種の矛盾である。ダウ平均は週間322ドルの値上がり。
日経平均も先週は470円の値上がり。米中貿易交渉の再開は好材料だが、アメリカの利下げムードは円高につながるため悪材料。それにしても東京市場の株価は戻りが鈍い。ダウ平均が年初来3600ドル上げたのに対し、日経平均は1700円しか上昇していない。その原因は、もっと追究されていい。今週はダウが2万7000ドルに載せるかどうかがポイント。
今週は8日に、5月の国際収支、機械受注、6月の景気ウォッチャー調査。9日に、5月の毎月勤労統計。10日に、6月の企業物価。11日に、5月の第3次産業活動指数。アメリカでは11日に、6月の消費者物価。12日に、6月の生産者物価。また中国が10日に、6月の消費者物価と生産者物価。12日に、6月の貿易統計を発表する。
≪8日の日経平均は? 予想 = 上げ≫