◇ 半導体の復活が新たな助っ人 = ダウ平均は先週38ドルの値上がり。かろうじて2万7000ドル台を守り通した。今週31日の利下げが確実視されること、米中貿易協議が再開されたこと。加えて始まったばかりの決算発表で、予想を上回る好業績の企業が現われたことが材料になった。この新しい助っ人は、市況の回復を反映した半導体関連の銘柄に多い。
一方、週末に発表された4-6月期の実質成長率は2.1%どまり。前期より1%減速した。米中貿易戦争の影響で、輸出と企業の設備投資が減退した。この傾向は、米中交渉が進展しない限り続くことになるだろう。ニューヨーク市場としては、FRBによる次の利下げと半導体の本格的な回復に期待するしかない。
日経平均は先週191円の値上がり。アメリカの利下げにもかかわらず、円相場が1円ほど円安に傾いたことが、買い材料となったようだ。しかし相変わらずの手掛かり難。参院選も終わって、いよいよ消費増税が近づいてきたことが不安材料に。ニューヨークと違って、4-6月期の決算にも予想外の好結果が現われる兆候はない。
今週は29日に、6月の商業動態統計。30日に、6月の労働力調査と鉱工業生産。31日に、6月の住宅着工戸数。1日に、7月の新車販売台数。アメリカでは30日に、6月の中古住宅販売、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、7月のISM製造業景況指数。2日に、7月の雇用統計と6月の貿易統計。またEUが31日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なおFRBは31日に、利下げを決定する予定。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
一方、週末に発表された4-6月期の実質成長率は2.1%どまり。前期より1%減速した。米中貿易戦争の影響で、輸出と企業の設備投資が減退した。この傾向は、米中交渉が進展しない限り続くことになるだろう。ニューヨーク市場としては、FRBによる次の利下げと半導体の本格的な回復に期待するしかない。
日経平均は先週191円の値上がり。アメリカの利下げにもかかわらず、円相場が1円ほど円安に傾いたことが、買い材料となったようだ。しかし相変わらずの手掛かり難。参院選も終わって、いよいよ消費増税が近づいてきたことが不安材料に。ニューヨークと違って、4-6月期の決算にも予想外の好結果が現われる兆候はない。
今週は29日に、6月の商業動態統計。30日に、6月の労働力調査と鉱工業生産。31日に、6月の住宅着工戸数。1日に、7月の新車販売台数。アメリカでは30日に、6月の中古住宅販売、7月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。1日に、7月のISM製造業景況指数。2日に、7月の雇用統計と6月の貿易統計。またEUが31日に、4-6月期のGDP速報。中国が31日に、7月の製造業と非製造業のPMIを発表する。なおFRBは31日に、利下げを決定する予定。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫