経済なんでも研究会

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女性の地位が低すぎる 日本

2019-11-09 08:00:00 | なし
◇ アジアのなかでも最低ランク = 「日本は先進国のなかで最低」ー-昨年末、WEF(世界経済フォーラム)がこんな報告書を発表して話題になった。ジェンダー・ギャップ、つまり男女格差が最も著しいという指摘である。ところがマスターカード社が最近発表した同様の調査をみると、日本はアジア・太平洋地域14か国のうち12番目という結果だった。先進国どころか、新興国に比べても成績不良ということになる。

この調査は①事業を経営しているか②管理職の割合③労働力参加率④高等教育への入学率⑤正規社員率ーーの5項目について、男性を100とした女性の数値を算出している。対象となった国・地域は、オーストラリア・中国・香港・インド・インドネシア・日本・マレーシア・ニュージーランド・フィリピン・韓国・インド・台湾・タイ・ベトナム。

この5項目中、日本は②管理職では15.0で最低。③労働力参加率と⑤正規社員率では7番目。④高等教育への入学率と①事業経営は12番目という結果だった。このため総合点では64.8という成績で、14か国中12番目。第1位はオーストラリアで83.3。タイやフィリピンも日本より上で、日本より悪かったのは韓国とインドだけだった。

政府は85年に男女機会均等法を成立させ、その後も数多くの対策を講じてきた。しかし結果が付いてこないのは、なぜだろう。産休や育休、保育所の問題など、いろいろ議論されているが、どうも政策目標が目先の人手不足解消に向き過ぎているように思われる。もっと女性自身が「男性に伍して働きたい」と思うようになる政策が、求められるのではないか。

       ≪8日の日経平均 = 上げ +61.55円≫

       【今週の日経平均予想 = 3勝1敗】  

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