◇ コロナ改善を素直に評価 = ニューヨーク市場では先々週18日、長期金利が1.75%まで上昇し株価は下落した。この流れを受けてダウ平均は先週前半には売られたが、後半は反発。金曜日には3万3000ドルを回復、終り値では史上最高値を更新した。週間では445ドルの値上がり。金利が1.5%台まで下げたこと。それにコロナ感染者増加数が目立って減ってきたことを、素直に好感したためである。
日経平均も先週は前半に下げ、後半は反発した。しかし週間では615円の値下がり。ドル高・円安が進み、3月決算も好調。にもかかわらず株安となったのは、年度末で利益を確定する投資家が多かったため。また日本ではワクチンの接種が遅れ、感染のリバウンドが心配される状態。ワクチン接種率が株価を動かす大きな要因になってきた。
今週はバイデン大統領が、総額3兆ドルの追加対策を打ち出すだろうと報道されている。大変な景気対策の積み重ねだが、市場の評価は難しい。というのも、その財源の大半は大企業に対する増税となるらしいからだ。またインフレを惹き起こす心配も増大する。ニューヨーク市場はその心配を乗り越えて、さらなる最高値を目指すのだろうか。日経平均の重荷は、やはりコロナの動向ということになるだろう。
今週は30日に、2月の労働力調査と商業動態統計。31日に、2月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、4月の日銀短観と3月の新車販売台数。アメリカでは30日に、1月のFHFA住宅価格と3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。31日に、2月の中古住宅販売。1日に、3月のISM製造業景況指数。2日に、3月の雇用統計。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
日経平均も先週は前半に下げ、後半は反発した。しかし週間では615円の値下がり。ドル高・円安が進み、3月決算も好調。にもかかわらず株安となったのは、年度末で利益を確定する投資家が多かったため。また日本ではワクチンの接種が遅れ、感染のリバウンドが心配される状態。ワクチン接種率が株価を動かす大きな要因になってきた。
今週はバイデン大統領が、総額3兆ドルの追加対策を打ち出すだろうと報道されている。大変な景気対策の積み重ねだが、市場の評価は難しい。というのも、その財源の大半は大企業に対する増税となるらしいからだ。またインフレを惹き起こす心配も増大する。ニューヨーク市場はその心配を乗り越えて、さらなる最高値を目指すのだろうか。日経平均の重荷は、やはりコロナの動向ということになるだろう。
今週は30日に、2月の労働力調査と商業動態統計。31日に、2月の鉱工業生産と住宅着工戸数。1日に、4月の日銀短観と3月の新車販売台数。アメリカでは30日に、1月のFHFA住宅価格と3月のカンファレンス・ボード消費者信頼感指数。31日に、2月の中古住宅販売。1日に、3月のISM製造業景況指数。2日に、3月の雇用統計。また中国が31日に、3月の製造業と非製造業のPMIを発表する。
≪29日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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