経済なんでも研究会

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耐震ビルを 明示せよ : 防災の日

2018-09-01 07:48:40 | 耐震
◇ どのビルに逃げ込めばいいのか = ことし6月、地震で学校のブロック塀が倒れ、通学中の小学生女児が亡くなった事件は、まだ記憶に新しい。この事件をきっかけに全国の自治体が通学路のブロック塀を調査、危ない箇所が撤去された。結構なことだが、なぜもっと早くに気付かなかったのだろう。人間は悲しい事件が起こらなければ、動き出さないのだろうか。

大地震が起これば、ブロック塀だけではなく、大きなビルも倒壊する。そのとき人々は、どのビルに逃げ込めばいいのだろう。古いビルでも耐震工事を済ませているかもしれない。新しそうに見えるビルでも、ガラスの窓が落下してくるかもしれない。一般の人には、どれが安全なビルなのか、見分けることは難しい。

きょうは防災の日。このブログでは、たびたびビルに“耐震マーク”を付けるよう提案してきた。通勤する人などはいつも同じ道を歩いているから、どのビルに耐震マークが付いているのか、ひとりでに覚えてしまうだろう。いざ地震というときには、そこへ逃げ込めばいい。危険を回避できる確率は大きくなるに違いない。

危ないビルにマークを付けるのには、抵抗もあるだろう。しかし安全マークなら、問題はないのではないか。こう主張しているのだが、国も自治体も動こうとはしない。またしても悲惨な事故が起きなければ、腰を上げようとはしないのだろうか。まず国土交通省に、みんなで要求しよう。

       ≪31日の日経平均 = 下げ -4.35円≫

       【今週の日経平均予想 = 4勝1敗】   

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