◇ 材料なくても上がる株価 = 大きな出来事と言ったら、米朝首脳会談が物別れに終わったぐらいなもの。国際政治的には大問題だったが、もともと経済的な影響力は小さい。だから株価は動かなかった。そして株価を押し上げるような材料は、ほとんど見当たらない。むしろアメリカの10-12月期の成長率が2.6%に鈍化したり、イギリスの“合意なき”EU離脱が迫ってきたり。悪い方のニュースが目立つ。にもかかわらず、株価は堅調だ。
ダウ平均は先週5ドルの値下がり。9週間の連騰はこれで途切れたが、2万6000ドルの大台は維持している。一方、日経平均は先週177円の値上がり。3週連続の上昇で、2万1600円まで戻している。日米ともに企業の業績は、大幅な増益から減益に急降下。このためPER(株価収益率)が急速に上がってしまった。つまり日本株の割安感も、薄れつつあるわけだ。
日本株にとって援軍となっているのは、じりじりと下がる円相場だ。先週末の対ドル相場は112円近く、2か月ぶりの円安水準となった。世界経済に対する警戒感が薄れ、円を買う力が弱まったためと解説されているが、どうもピンとこない。市場では3月もこうした状況が続くという見方が強いようだが、はたしてどうだろうか。
今週は7日に、1月の景気動向指数。8日に、10-12月期のGDP改定値、1月の家計調査、2月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、2月のISM非製造業景況指数、12月の新築住宅販売。6日に、2月の貿易統計。8日に、2月の雇用統計、1月の住宅着工戸数。また中国が8日に、2月の貿易統計。9日に、2月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
ダウ平均は先週5ドルの値下がり。9週間の連騰はこれで途切れたが、2万6000ドルの大台は維持している。一方、日経平均は先週177円の値上がり。3週連続の上昇で、2万1600円まで戻している。日米ともに企業の業績は、大幅な増益から減益に急降下。このためPER(株価収益率)が急速に上がってしまった。つまり日本株の割安感も、薄れつつあるわけだ。
日本株にとって援軍となっているのは、じりじりと下がる円相場だ。先週末の対ドル相場は112円近く、2か月ぶりの円安水準となった。世界経済に対する警戒感が薄れ、円を買う力が弱まったためと解説されているが、どうもピンとこない。市場では3月もこうした状況が続くという見方が強いようだが、はたしてどうだろうか。
今週は7日に、1月の景気動向指数。8日に、10-12月期のGDP改定値、1月の家計調査、2月の景気ウオッチャー調査。アメリカでは5日に、2月のISM非製造業景況指数、12月の新築住宅販売。6日に、2月の貿易統計。8日に、2月の雇用統計、1月の住宅着工戸数。また中国が8日に、2月の貿易統計。9日に、2月の消費者物価と生産者物価を発表する。
≪4日の日経平均は? 予想 = 上げ≫
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