魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

シレックスやったなー!で、フォー!

2006年05月08日 | ワイン ~2019年
レーザーラモンHGみたいな、変なタイトルですが、飲んだワインを
組み合わせただけのオヤジギャグです。ご容赦を。

実は先日ちょっとした飲み会がありました。

・2004 プイィ・フュメ シレックス(D・ダギュノー、白、ロワール)

シレックスといえばシャブリのような固く白い花崗岩や火打ち石を連想させます。
香りはやはり岩や白い花、ハーブ、ミネラル等。
ドライでタイトに引き締まっています。時間とともに、また温度もやや高めになると
厚みも感じられました。ポテンシャルも感じます。
・・・・が、いかんせんさすがに早いようです。あと5年くらいは待ってやりたい
気がしました。
デキャンタしてもどうとなるものでもないような固さです。

おーい、おーい、と声を掛けても、なかなか振り向いてくれない
冷たい表情の女性みたいじゃないですか。
どうしたら優しく振り向いてくれるのでしょうか? ちょっと辛いところですね。

・2000 Penfolds Yattarna
ペンフォールド ヤッターナ シャルドネ(豪、白)

香りがすごいです。派手です。樽の香りがズンズンと押し寄せてきます。
この時点で濃厚な味わいを想像させます。
で、飲んでみると、やはり樽の味わいは強引です。でもそれほど嫌な感じでは
ありません。その他の要素も強いので樽が浮き立って・・・まではいきません。

あと、バターや蜂蜜、とろみもあり、まったりと横の方へ広がっていきます。
バランスとしては深みや厚み(縦方向への広がり?ちょっと難しい表現でスミマセン)、
が私の好みとしては、もう少し欲しいところですが、それは高望みでしょう。
堂々としたワインです。
2000年ということで、ちょっと熟成感も出ていますが、元気いっぱい。

そうですねー、ヒョウ柄を着たイケイケギャルのようなイメージか。

・2003 ジュヴレ・シャンベルタン 1er レ・シャンポー
    (フィリップ・ナデフ、赤、ブルゴーニュ)
ツンとしたジビエっぽい動物、肉臭がしてきます。酸が輪郭をくっきりと表し、
03年ということを忘れさせるほどです。
ジンジャー、むしろ生姜焼きやジビエ、皮の風味が強く感じられました。
これはニヒルでダンディーな中肉中背の紳士でしょう。

この後2003年について語りました。果たして良いのか悪いのか???
結局は造り手によるんだけれども、「今」を楽しみたい享楽主義の私は
密かに03年の良さを若いうちに味わいたいと思います。

とはいっても、これらの入手困難なワインですから体験できて感謝ですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする