魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ヴィンテージと格下げ

2006年05月06日 | ワイン ~2019年
年が悪いとワインが不味いわけではありません。

2004年のブルゴーニュ赤ワインはヒョウとウドンコ病などの被害で、
難しい作柄となり、ドメーヌ・ルロワはグランクリュ(特級)、
プルミエクリュ(1級)のワインをすべて格下げ、ACブルゴーニュと村名ワイン
として発売するそうです。

詳しくは
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20060501gr0c.htm

確かに2004年ブルゴーニュは難しい。
数は少ないけど、今まで私が試飲してきた04年の銘柄も、美味しかったのは
ありますが、どことなく平坦なイメージは払拭できず、偉大で素晴らしいと
思うのにはまだ出会っていません。
ヴィンテージは人間の力ではどうしようもないのです。

ただ、上記の記事からお分かりでしょうが、年が悪い=ワインが美味しくない
ということではありません。
秀逸な造り手は格下げしてでも、品質を保とうとしますし、安い分、
お買い得な場合もあるのです。2004年のルロワのACブルゴーニュは
安ければ、かなり美味しいものとなり得ます。

こんな穴場を突いて、買うワインを探していくこともマニアックな醍醐味
でしょう。
もし、ご存じの方がいらっしゃれば、04年の良く出来たワインや
造り手をこっそり教えて下さい。安くて美味しいものを買うチャンスです。
コメント
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