魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

穴ワインを探して・・・試飲しています。

2006年05月30日 | ワイン ~2019年
2003 モンタニー 1er (ドメーヌ・ド・ラ・シュヌレ)
ブルゴーニュ白 2千円台後半

モンタニーの白は穴場のワインです。これは03年らしく酸が弱く、
その分、まろやかで飲みやすいです。リンゴのような酸も現時点でもほど良いです。
ちょっと蜜っぽさやナッツの風味もあり、ほどほどの厚み。


2002 マコン ヴィラージュ(カーヴ・デュ・ペール・ティエンヌ)
ブルゴーニュ白 2千円台前半(写真はこれ)

ビオの造り手。香りがすでにビオ。香りに厚みがあり、生きています。
多少酵母臭さはありますが、嫌な感じではありません。果実の香りよりも
酵母とその上に酸が乗るような香りです。透明感はあります。
味はクリアで素直な果実味、ラムネ菓子、ロウ、ちょっと花崗岩や白い花を
連想させる風味を持っています。ふくよかで美味しいです。入れちゃおうかな?


2004 マコン(カーヴ・デュ・ペール・ティエンヌ)
ブルゴーニュ赤 2千円台前半

上と同じ造り手のマコンの赤。ガメ種です。香りはやはり酵母の方が
果実味の香りよりも浮いて出てきます。イチゴやフランボワーズ。
肉っぽさ、皮っぽさ、バニラっぽさは感じません。純なフルーツです。
味もきれいで、伸びやかで素直。酵母感はあるもののクリアでいけてます。

その純粋さは、私自身にも子供の頃を思い出させ、酵母の風味は蝋石
(ロウセキ)って遊びで使ってた石で、路面に線を書くためのチョークより
も固い石があったのですが、それを思い出させてくれます。

それくらい良いワインですが、ちょっと高めなのが・・・・・。
ガメにこの価格は・・・・って手もかかってるんだけど・・・、
等々いろいろと考えてしまいます。2日目の方が美味しいくらいの
ポテンシャルを持ってはいますし、かなり優秀な造り手のボジョレー・
ヌーヴォー飲むよりは美味しいと思います。
そんなガメ種ですが、お客さん飲んでくれるだろうか?
最近ちょっと弱気だもから、止めておこー。
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やれやれ、と少しほっとしながらも・・・

2006年05月30日 | ワイン ~2019年
このブログは出来るだけ単なる「ワイン馬鹿」として書くスタンスと、
仕事ですので、正直、お店の紹介くらいはしたいというスタンスの
両方があります。

2、3ヶ月に1度だけですが「新入荷&お奨めワインのご案内」という
ダイレクトメールを書いて、お得意さまへEメールとFaxでお送りしているの
ですが、実は・・・意外と書くのが結構辛い! 
セレクション、書き方、タイミング(あまりに頻繁だとウザイですよね)やら、
こればかりは商才かも知れませんが、私には永遠に悩み続けているので、
きっと商才はないのでしょう。

毎回毎回、このラインナップで良いだろうか?、限られたスペースでどう書い
たら美味しさが上手く伝わるだろうか? なんて悩みながら何年も書き続けて
います。何だかんだで10数年続けているんです。
ただ、正解はきっとなくて、ずっと悩みながら進んでいる状態です。

ご希望の方にはテキスト形式にてお送りしておりますので、HPへお進み
いただき、メールにてアドレスをご連絡下さい。

2、3ヶ月に1度ですが悩んで、書いて、ご注文を受けて・・・・その時ほど
嬉しいものはありません。自分の選んだアイテムを選んで頂いた時は、正直、
メチャ嬉しいものです。
そして、ひと仕事?終えて、ホッとしながら飲む安ワインは、何よりも
美味しいです。そうやって気苦労(大したことない?)を受け止めてくれるのも、
やはり大好きなワインなのです。

やはり、ワインがないと私の人生困りますね。



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