魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

究極の選択

2006年05月17日 | ワイン ~2019年
「究極の選択」と聞くと、カレー味の○○コか、○○コ味のカレーか?
と考えてしまうのは私だけではありますまい。

今日はワインの究極の選択を考えてみましょう。
何といってもデイリーにたくさん飲むかどうか? 数日に1回で良いのか?
質と量のバランスってところが焦点になります。

質問:あなたなら以下のどれを選ぶ?

1 毎日1本500円程度の安ワイン
2 2日で1本1000円程度のほどほどのワイン
3 4日で1本2000円程度のなかなかのワイン
4 1週間に1本3000~4000円程度のいけてるワイン
5 2~3週に1本10000円程度の高級なワイン
6 1ヶ月に1本、15000~20000円程度の偉大なワイン

いずれも1ヶ月のワイン代は似たようなものです。
・・・・・が、大きく違うのは酔いどれの具合ですよね。

5や6を選ぶ方は、きっと芸術性を重んじ、ストイックで規律に厳しく、
理性のしっかりとしているであろうことは想像するに容易です。

3や4あたりを選ぶ方は、分別のある大人の対応と言えるでしょう。
理性も飲酒量もまさに適量で問題もなく、人生は堅実でしょう。

問題は1とか2あたりを選ぶ方達、つまりアルコール依存症に最も近い
人種?が、人生を有意義に過ごすことが出来ているか?、もしくはこ
れから先、出来るだろうか?ということですよね。
それは取りも直さず私自身のことでもあります。

かつて無知な私は自分の“ガンマGTP何とやら?の値”を、ある医師
(ワインマニアです)にお尋ねしたところ、「そりゃ、問題ない、
むしろ飲みかたが足りない」とお叱り(激励?)を受けた経験があります。

それ以来、休肝日もろくに取らず、ワイン道に精進してきた私の
新たなガンマGTPの値をその方に示し、「よく精進しましたね、少しは
休みも取りましょう」という言葉を聞きたくて、頑張っているよう
なものです。
私を含め、上記の1とか2を選ぶ「ワイン馬鹿」は、それを誇りに思い、
ワインと共に生きることこそを、有意義なものとして人生歩いていきましょう。


最後にもうひとつだけ究極の選択を。

・ワインを知らず、健全な人生を送るか?
・多少健康を害してもワインを知って、酔いどれの美学を貫くか?

ほらほら、それなら当然後者でしょ。
あーーー、また今日も飲み過ぎ。って怒られるんだろうなー。
コメント
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