魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

決定に至る悩み?

2006年11月26日 | ワイン ~2019年
2005 イル・ラ・フォルジュ メルロ
   (仏、赤、1000円と少し)

このワインはうちの定番ワインでもあります。
お手軽で毎年素晴らしい出来のワインだと思っています。
ラ・フォルジュのシリーズはどれも価格の割に、完成度は高いのですが、
ひとつ選ぶとするなら、私は「メルロ」です。
とにかく味わい深さがあります。(あくまで価格を考慮して)

で、2005年の試飲なわけです。

香りはそんなに強くはありません。メルロですから。
プラムやブラックチェリーも少し。土やキノコも言われてみると感じるかも
知れませんがそんなに表だっては出てこないです。

味わいはまとまりがあり、まだ閉じ気味で本性は現してきません。
でもスタイルは良さそうな・・・、優等生の片鱗は分かります。
派手さも華やかさも、今は感じません。
ただ、素材の良さと、まとまりやスタイルの良さ、これはあります。

独断と偏見の予測ですが、このワインは半年か1年後に、素晴らしい
展開を見せてくれるでしょう。今現在はそこそこの評価にとどまり
ますが、明日は分からないです。意外とどこぞのコンテストで金賞を
受賞しても納得できます。

きっと2日目、3日目あたりにすごい美味しさがやってくるでしょう。
でもデイリーワインでそんなことが必要でしょうか?

セラーに余裕があるのなら、ストックしておいて1年後から売り出すと
バッチリのような気がします。
もしくはお客さんに1年後から飲んで下さいって言ってから売る???

正直、濃いならもっとドバーっと濃くて、派手ならもっとドバーっと
派手で、インパクトがあって欲しいです。
この価格は即戦力じゃないと意味がないのです。

でも悪いワインではない。決して。というより、表だった評価は
きっと良いんだと思います。
うちではせめて半年後に、輸入元に残っていたら仕入れてみようかな・・・。

こんな悩み、微妙すぎて伝わらないだろうなー。
セレクションの難しさ、微妙さ、を少しだけ書いてみました・・・、
と今日は完全に愚痴ですね。ゴメン


コメント
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