魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

アルノー・アント、コシュ・デュリの会

2007年07月02日 | ワイン ~2020年
「アルノー・アント、コシュ・デュリの会」を行いました。

昨日更新できなかったのは、さんざん飲んでヘロヘロだったためです。

1 2003 ピュリニー 1er ルフェール(アルノーアント)
 白は1本だけです。アーモンドやナッツが香ります。濃さ、深みもありますが、
この年の影響か全体のバランスの中で、ややミネラル感が欲しいところ。しかし
秀逸なワインです。かなりお高いのです。

2 2000 グラン・オルディネール(アルノー・アント)
 この年はボトルの2/3に、はねたヴォルネー・サントノーが入っていると言われ
ています。このクラスでは考えられない深みと旨さ。

そしてここからモンテリーの飲み比べです。




3 1998 モンテリー(アルノー・アント)
やわらかで優しいワインですが、時間とともに焦点が合ってきて芯の力強さも
発揮してくれました。さすがです。ただ、2年ほど前に飲んだ時よりも確かに
熟成は進んでおり、私の個人的な飲み頃は最終段階に入りつつあるようです。

4 2000 モンテリー 1er デュレス(コシュ・ビズアール)
これも熟成が結構進み、色合いも薄くはなってきていますが、1級畑でもあり
旨味と上品さもありました。落ち着きがあってしんみりとした良さがあります。

5 2000 モンテリー(コシュ・デュリ)
これは結構若く張りがあります。さすがコシュ・デュリ!役者が1枚上です。
旨味を持ったクリアな果実味が、ビロードのように流れていきます。もう
コシュ・デュリは白の造り手という概念は吹っ飛びます。もう頭から赤の
素晴らしさが離れなくなります。

6 2003 ポマール 1er ヴォーミュリアン(コシュ・デュリ)
本日のメインワインです。03年より造り始めた激レア赤です。
芯の強さ、骨格のがっしりとしたところ、03年とは思えないクリアで過熟感のない
果実味。それに新樽がしっかりと合わさっています。旨味のビロードも内包し、
まさに白に匹敵する完成度でしょう。いつかまた買えるだろうか?


世は「ビオ」だとか「新ブルゴーニュ」(これが中途半端に高いんだ)だとか
言って騒いでいますが、まだまだこうした選ぶべき地区や村があるではありませんか!
また、ブルゴーニュの赤というと「コート・ド・ニュイ地区」ばかりがもてはやされ
ますが、「コート・ド・ボーヌ地区」の素晴らしさ、掘り出し物を探す喜び、
マイナーでもしっかりと良い物を造っている実例、なんて垣間見ることが出来ます。


上記のワインが用意していたワイン達だったのですが・・・、あまりにも美味しすぎた
ため追加ボトルがありました。それは明日書きます。

実は本日は二日酔いでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする