魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

楽食ノススメ

2007年07月20日 | 美味しいもの
ちょっと思ったことがあります。

「通」って言葉、嫌味ですよねぇ。
「この人ワイン通でさ~」とでも言われようものなら・・・、
「お前に飲ませるワインなんかねえ!」
と突っ込まれるくらい心の中で疎まれるでしょう。
出来れば関わりたくない、って思われます。

「通」っていつの間にかもともとの意味を通り越して、イメージが悪くなって
しまいました。
「ワイン大好き」なら何ら角も立たないでしょう。

ニュースでよく出てくる「有識者会議では・・・」とかに似ていますね。
お声が掛からなかったほとんどの一般ピープルは「無識者?」ってちょっと
突っ込まれそうな心象の悪さが残ります。


まあ、それはそれとして、私が言いたいのは、
同様に「美食家」って、すっごく偉そうで「高慢ちき野郎」に映りませんか?

「美食家」、「美食家」、「美食家」・・・

「わがままで少しでも意に添わないと我慢できない奴」、「他人に対してとても
厳しい奴」、そんな風に映りませんか? 実像は別として、あくまでイメージ
なんですけどね。

「いやいや、残された人生の時間、オレ様は美味しいものだけを食べたいのだ。
不味いものに付き合ってる時間なんかないぞ。金なら出す!」・・・と例え思って
も(思うのは自由で勝手ですが)、それを言ってしまうと、どこか近寄り難く、
嫌な奴?と警戒されてしまいます。

そこで、「楽食」(入れ替えて「食楽」でも良いです)これを提唱します。
「楽食家」なら食を楽しむのですから、嫌味な感じもしません。堂々と主張できます。
みんなが楽しく語れそうなイメージが湧いてきます。「楽しむ」これがキーワード。

言葉遊びと言えばそれまでかも知れませんが、そのちょっとしたことで印象が
変わり、人間関係がスムースに行くのなら、提唱するのもありだと思った次第です。

まあ、本気にする方もいないでしょうが、とりあえず言ってみるねー。


コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする