魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

今日は過激に・・・自然派なんてエゴの塊

2008年09月14日 | ワイン ~2020年
たまには過激に書いてみましょう。

「自然派」のワインって最近多くなった。

確かに美味しいものもあるし、優しくてスイスイ飲める。

まあ、それはどうでもいい。美味しければいい。


ただ、人間は植物に関しては、実に残忍極まりない。
虐待は平気でする。人間が生きていく上で農業は必要だけど、
本来の自然に対して実に壊滅的、暴力的でもあるのです。

もともとあるがままの場所を開墾し、別の外来品種を植える。
木を切り、森を破壊する。焼いたりもする。品種も改良する。
造園で好き放題に好きな植物を持ってくる。

まあ、動物園のように、手当たり次第に好き勝手に集め自画自賛
しているようなものだ。

その動物ならどうだろう。これは「愛護」だという。
本当は「愛誤」なんだけど、一応「愛護」だったりもする。
可愛くて、愛玩心を満たし、善人面するためにそれは良いらしい。

これほどの環境を好き勝手にいじり、利用しながら「自然派」を
祭りたてる・・・・・私達は実に横着ですね。


「自然派」というネーミングはアホに写りませんか?


それでも化学薬品や化学肥料を使わないから、環境に良いでしょうって?

なるほど、偽善とエゴの塊ですね。

しかしそうしないと私たちは生きていけないのです。
何だかんだ言っても、自然の恵みのワインを今飲みながら書いています。


感謝しいています。太陽に 地球に 大地に 造ってくれた人に
そして偽善にもエゴにも。


でもさ、大地のテロワールの何たらかんたらとか、
月の満ち欠けの何たらかんたらとか、

偉そうに言うのやめようよ。頼むよ。

コメント (4)
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