魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ホッとして そっとして

2008年09月15日 | ワイン ~2019年
昨日はちょっと書きすぎでしたので、ピノを飲んで
まあまあ・・・ということで・・・大好きなブルピノを飲んでおります。


2006 ブルゴーニュ ピノ・ノワール(ショーヴネ・ショパン)
   (仏、ブルゴーニュ、ピノ、赤、2千円とちょっと)

 
2005年が価格としては空前絶後の美味しさだったブルピノです。
06年が新入荷してきましたので、さっそく試飲です。

色は若いので赤々としていますが、濃さは通常年ほどのものでしょう。
05年ほど濃くはありません。

香りは動物系旨味のする感じです。焼き菓子に萌えるような明るい
チェリー系もします。

味わいは濃厚でこそありませんが、旨味たっぷりです。
重たくなく、92年の果実の美しさを(この92年は危うかった)しっかりと
サポートして、ふらつかなくより美しさの現れたようなイメージでしょう。

すでにいきなり美味しく味わえます。
ただ、ちょっとインキーというか果実味の厚さ、複雑味もありますし、
タンニンもやや強めで、全体的にはまだ覆い隠されている部分が多いので、
美味しい正体はじんわりと姿を見せることでしょう。
1~4年後程度が目安でしょうか。

高騰するブルゴーニュの中でコストパフォーマンスも良いと思いますし、
数本持っておいてボチボチと飲むのも楽しいでしょう。
もちろん05年との比較も楽しいですし、この造り手の成長も近年の
ワインで感じられることでしょう。

でもホントはこういった造り手は、高騰して飲めなくなると困るので
あまりメジャーにならないでほしい気持ちもあるのです。

コメント
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