魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

プラスマイナスゼロ的雑感

2008年11月11日 | ちょっと怪しい
「誰しも人生はプラスマイナスゼロ」という見解があります。
100%賛同はしないけど、最近“なるほど”と思うこともよくあります。



ミュージシャンの小室容疑者叩きが吹き荒れているようです。

落ちている時にここぞと叩くのは後出しジャンケンみたいなもの。
イジメの構図にも似ていますね。

時の寵児としてもてはやされている時は仲良くし、すり寄り、
媚びへつらい、悪口なんて出ないのに、凋落すると手のひらを
返したようにこれだもんなぁ。


私も彼の曲は機械的、流れ作業的で昔から好きではありません。
でも考えてみてください。

“他人の不幸は蜜の味”ではないけれど、凋落も味があるじゃないですか。

ホリエモンの時もそうでしたね。

もしも彼らが成功ばかりで、どこも欠陥もなくサクセスストーリー
オンリーの人間像だったら、それはそれですごいのでしょうが、
可愛げがないですよねえ。


「私はどこも悪くない」的優等生が、それなりの優等人生を歩んだとして、
友達になるには良いでしょうが、そんな人が「だから小室はダメなんだよ」
と叩いても、正直、可愛げを感じません。


むしろ凋落した人間が「だから人間って弱いんだよなぁ」って言う方が
何かいいよね。分かる気もします。

逆にいくら努力しても、苦労して報われない日々を送っていた人たちには、
大いに日の目を浴びて成功して欲しいですよね。
客観的に人間ってそんなもんじゃないでしょうか。


やはり明確に人生はプラスマイナスゼロ的人間の方が(友達になりたい
かどうかはまったく別として)分かりやすく、人間らしく、そして
可愛げがあり、愛すべき人間像なのかもしれませんよ。
別に犯罪を擁護しているわけではまったくありません。


さて、ワインバカとしてプラスマイナスゼロ的思考では、
私、ラリラリ・ピノはいつも安ワインを飲んでいるから、たまには
すごいワインが飲めてもいいのではないでしょうか?
なんて感じるわけです。

そしてそして、バカの反動としてこの先、とても賢くなっても
良い気もしますが・・・・・さて?

コメント
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