魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

2008年 ヌーヴォーの会

2008年11月21日 | ワイン ~2019年
今年も行ってまいりましたヌーヴォーの会。
20日午前0時から飲みはじめます。

天候が良くない年にどんなヌーヴォーが出来るのか?
不安とささやかな期待です。


1 2008 ヌーヴォー (ジャン・ド・ロレール)
フレッシュでバナナを軽く含むらしい香り。
柔らかで優しいタッチ。軽やかで楽しい。


2 ヌーヴォー (ルー・デュモン)
日本人のネゴシアンで造るヌーヴォー。香りはウェイト感が若干出る。
少し厚めのベリー香。程よい濃さとバナナ感。


3 ヴィラージュ・ヌーヴォー (ルイ・テット)
明るく広がるベリー香、ハーブ。優しいタンニン、明るく愛想良く
キラキラしたイメージ。ホッとします。バランスとしてやや酸が出て
感じるが、一番親しみやすく受けがよさそう。


4 ヴィラージュ・ヌーヴォー (ドメーヌ・ランセストラ)
甘いバナナ、フルーティー、自然派の酵母臭。
すーっと入る心地良さ。酵母感。微かにインキー。いいね。


5 ヴィラージュ・ヌーヴォー (ドメーヌ・シャサーニュ)
黒系ベリーが強め。しっかり感。まろやかなまとまり。
ウェイト感は一番だけどそれでも軽い。タンニンも柔らかめ。


6 ヌーヴォー (フィリップ・パカレ)
これも自然派の優しさ。ただ微かだが水っぽさ。
それでもすーっと入った後にニュアンスはあります。
一応一番高い。


個人的にお気に入りは4のランセストラ。今年このワインは取り扱い
ませんでしたが、来年はどうしようかなぁ・・・と思いました。

さて、悪天候で心配な今年のヌーヴォーでしたが、フニャ年には
案外ヌーヴォーらしいお似合いな軽やかで優しい味わいに仕上
がっていました。

偉大な03、05年などは逆にボジョレー・ヌーヴォーらしくない仕上がり
といえばそうでもありました。

今年は軽やかで、優しいタッチ、柔らかで親しみやすい年と
なったようです。

もともと、どっしりと目の詰まった重量級のワインを飲みたい方は、
ボジョレー自体を飲まないと思いますので、問題ないでしょう。
(コスパ悪いなんて突っ込みはなしですよ)



後半から見た日本代表戦もカタール相手に見事な勝利。
楽しい夜でした。

コメント
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