魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ビオなんて意味あるの?

2010年01月08日 | ワイン ~2019年
寒いですね。

もう冬は嫌いです。

1年は春、夏、秋、春、夏、秋・・・の繰り返しでいいです。
最近年のせいか?本気でそう思います。

が、そうだったら美味しいワインは出来ないかもしれません。
(それは困る?)

そこ我慢しながら今夜の試飲です。


本日は過激です。ビオ(自然派)主義の方々を敵に回します。



2008 コノスル ピノ コンヴァージョン
   (チリ、ピノ種、赤、千円台)


「コンヴァージョン」は有機転換中のブドウで造られているようです。
ラベルの自転車は毎日ペダルをこいで行く農夫達のシンボル?らしい。


ところで、どうやら最近の「エコ」は胡散臭いようだ。


正直、「ビオ」も胡散臭さを感じ始めています。


じゃ、先日の同じコノスルのピノとどう違うのでしょうか?


香りは若いので明るいベリー系、イチゴ、チェリー、ちょっと厚手
の熟したフルーツ香、肉臭。


通常の「コノスル ピノ リザーヴ」よりも内向的で、地味で
下のクラスに感じます。


味わいも派手さがなく、まとまりはありますが、インパクトは弱く、
不味くはないですが、こもった感じで、「まあ、お客さんの
リピートは弱かろう」と強く感じました。


じゃ、なんでビオの転換中なのよ???

あえてインパクトも旨味も内包してしまう造りが良いの???

考えても分かりません。



ブラインドで両者をテイスティングしたとすると、多分ですが
圧倒的に通常のピノ(ビオ表示のない方)の方に軍配が上がる
ことでしょう。

ビオ臭がするからこっちが悪いとかではなく、明らかに
美味しさが劣ります。
多くワインファンの方が「通常キュヴェ」(ノン・ビオ)を
支持するだろうなぁ、と長年の経験で感じてしまいます。


コノスルは胡散臭いビオを本気でやるというのだろうか?
美味さが劣るのをあえて造ってなんか良いことでもある
のでしょうか。少なくとも「コノスル」に関してはプラス面
を見出せずにいます。


しかし、これから先も追ってみたいと思います。

まあ当然、このワインの採用はありません。


ビオ(自然派)に関して思うところは、また書こうかと
思います。
もちろんすべてが悪いわけではないのですけれど・・・・・。

コメント (4)
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