魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

虫との戦い

2012年08月03日 | ワイン ~2019年
本日は蜂の巣を駆除しました。


どこのお宅もそうでしょうが、だいたい巣が出来る場所は決まっていますね。

南側の軒下です。北側にはまず作らない。

南側で雨風がしのげる軒下こそ、そして人の手が届きにくい場所こそ蜂に
とっては最高のポジションです。


いつも殺虫剤をかけて蜂が逃げ出した後、長い棒でつついて落とす、という
戦法です。でも懸命に生きている蜂には気の毒といえばそうですね。



時々ですが、ふと「テン」(イタチの仲間?)を見ることがあります。
案外ごく普通の住宅地でもいるんですが、人間を避けて、すぐに逃げますね。


いろんな動物とて懸命に生きています。


もちろん人間だってそれは同じです。


そしてその人間の中でも強い弱いはあって、その弱い方の中でなんとか必死に
生きている私です。


こうして毎日バカをやっているのも、人間や人生の儚さを感じるからこそです。




なーんて言いつつ、五輪でサッカーのない今夜はこれ。







2010 サン・ロマン(フィリップ・コラン)
   (仏、ブルゴーニュ、シャルドネ種、白、3千円程度)


香りはクリーンで白い石や白い花、それと蜜のようなバターや甘美さ、
そしてトロピカルフルーツを思わせる酸味を伴なった・・・そんな感じです。



味わいも二通りのニュアンスが交錯します。若くて酸がしゃきっと効いていて
背筋を伸ばしてミネラリーなブルゴーニュらしい風味。そして熟成したら、
とろみとハチミツや甘露のようになるであろう、芯にエキス分と甘美的旨さの
ある鞭と飴のような・・・・・。しかしとても良いと思います。

ブルゴーニュらしい年に感じます。とても美味しいですよ。


フィリップ・コランという造り手、結構良いと思う感触があるのですが、まだ
まだなので、しっかりと吟味したいと思います。この造り手の他のワインも
飲んでいきます。

コメント
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