魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

壊れる大浦市場

2015年05月05日 | 美味しいもの
私が住む(当店のある)大浦地区は長崎市の南部寄り。

興味深い「東部の新大工界隈地区」とある意味似た部分があります。

山に囲まれ平地の少ない市内の東部寄りか、南部よりかの違い。

路面電車もどちらも終点あたり。そして山が近い。
行き止まり感がある。(もちろん道は山を越えて外部へも通じてはいます)

それぞれ長崎市を構成する地域であります。

ただ、人口が違ったり、住人の地元意識の違い(長崎くんちの踊り町か、それから
外れたキリシタンのいた教会や居留地だったかなど)もあることでしょう。

東部の新大工地区は少しさびれかけてはいるものの、まだまだその形態は保っていますし、
それは今のご時世で驚くほどの生命力があり、奇跡的だと感じています。

これに対し、全国的に大方の推移のごとく、南部の大浦地区は人口減少もあり、さびれ
てきました。そしてついにその中核であった近所の大浦市場が解体されています。




ここにマンションが建つようですが、むしろその方が人口が増えて良いのかもしれません。

もともと路面電車もあるし、中心部からも歩いてでも帰ることが出来る距離だし、
便はかなり良いのです。しかし、斜面地における道の狭さや駐車場の不足などで、町の発展
は止まったままでした。この区域に入ることが出来るキャパが限られているのです。

これからは、より個性のある人やモノやお店などが求められます。どう変わっていくのでしょうね。



これくらい強烈な個性のお店が大浦にも欲しいなあ。


マドゥバニの定食。今回は「大」(1000円)で。

まぜまぜも迫力がある。最近男性客の「大」の注文率が高くなっている気がする。

満足度は高い。

なかなか小さな商店街の生き残りは難しいようです。
でもね、小さいけどワイン屋さんはちゃんとありますよ。がんばります。

コメント (2)
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