魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

サン・ヴァンサン3L-V・ファーレン

2016年09月19日 | ワイン ~2019年
本日はちょっといつもと変わったワインを。


これね。


NV サン・ヴァンサン ルージュ3Lパック
  (仏、赤、2千円台前半)


まず開け方ですが、こちら。


開けて、注ぎ口を取り出しセットするとこんな感じになります。

3リットルは通常のワイン4本分。
1本あたり600円を下回る程度の価格となります。

ただし、一端開けても、中のパック(ビニール袋のようなもの)には空気が入りにくく、
真空に近い状態で注げるので、劣化がとても遅くて鮮度が保てるような作りです。
そこは良いのですが、箱の反対側を見ます。


亜硫酸塩は必須として、アカシア、ソルビン酸Kとか書いてあります。正直です。
まあ程度ものでしょうが、傷まないためでしょうか。このあたりも気になる方には気になるでしょう。



さて、一番の問題は味です。

香りはチェリーやイチゴなどのベリーフルーツに若干革、ミント、紅茶などあります。
若いので溌剌とした感じではあります。

若くて生き生きとしてて、深みはないけど一応ちゃんと飲めます。
軽めで、でも軽薄でなく、そこそこの甘さや旨味もあり、いかにも一般フラン人が
日常で飲むような味となっています。仏国内で買うと750mlボトルで2~3ユーロ程度でしょう。

たいして美味しくもなく、でも邪魔でなく、徐々に馴染んで、結構知らぬ間に飲んで
しまうような味です。人畜無害的よりは少し美味しくマシな方だと思います。


いきなり甘さが来ない(ケバくない)慎ましやかさはとても良いです。
もちろんじわりじわりと甘さも出てはきますが、大容量類似品の「フラ〇ジア」とか
「〇ルロロッシ」等のUSAもの(妙に甘く、薬品ぽさを感じる味)とかと比べると
フランスナイズドされた味は品が良いと思います。

個人的には、とりあえず飲めるので、財政難の時には有難いですね。


ひとつ大きな問題があります。
それは、飲み始めて、その日に、どれだけ飲んだかがまったく分からないこと。
4本分あるので4日でなくなってしまえば1日1本飲んだ勘定になります。
せめて1週間くらい持ってくれればいいのですが・・・どこで止めるかは本人の理性次第
となります。



昨日のV・ファーレン長崎、がんばってはいたけど結果出ず。
ココサテにて応援。




久しぶりに小野伸二選手のプレー見られました。出場時間は短かったけれど、
相変わらず良いですね。V・ファーレンのプレーオフ進出はもう無理となり
10位程度でいられれば御の字でしょうか。もう高望みはしません。
やけ酒飲んでます。

コメント
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