魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

かしもとヒレカツ-反則アリゴテ

2017年11月09日 | 美味しいもの
先日とても美味しかったのでリトライ、リピートです。


長崎市城山町にある「とんかつハイス かしもと」。





入口に貼ってあるおすすめメニュー。



ヒレカツを食べに来たのだが、これ見るとしょうが焼きとか鍋焼きうどんなどにも気が行ってしまいそう。



こちらは店内のメニュー。




「コロッケ定食」も宿題だが、もう迷わない。

「ヒレカツ定食で!」初志貫徹。

このお店はどれを食べても美味しいと思う。

ひとつだけ。灰皿だけは美味しくないのでない方がいい。



そしてやってきました。



写真には写っていませんが特製ソースに浸して食べます。

しかし最初はそのまま、何も付けずに。


衣は薄いです。サクッとクリスプです。
ヒレ肉はそれらしい旨みの乗った充実した味わい。すごいとまでは思わなかったけど
ちゃんと肉の美味しさがわかります。




そして野菜も茄子、玉ネギ、カボチャのフライ付きなので変化が付きます。

キャベツはシャキッと! ドレッシングもすごく美味しくて良い感じ。

うんうん、良かです。良かです。

次回はコロッケorしょうが焼きいってみたい。

徐々に攻めていきましょうぞ。




ちょっと長くなりますが、とても素晴らしいワインなので書いておきましょう。


夜はこれです。




2015 ブルゴーニュ アリゴテ(ジャイエ・ジル)
  (仏、ブルゴーニュ地方、アリゴテ種、白、2千円台半ば)


香りはトロピカルフルーツ、熟した黄色のパパイヤやマンゴー、そして柑橘やリンゴなどの
フルーツ満載です。石灰やミネラル、エストラゴンみたいな香草など。


若いのによく熟した黄色い果実味が、すでにアリゴテではありません。
確かにシャルドネとは違う、一般的には格下な品種ですが、その違うベクトルゆえ、
アロマチックに、トロピカルに、その魅力が弾けています。これは良い~~~!


見下すようなアリゴテではまったくなくて、むしろアリゴテで良かったと言いたくもなるような
実が良く熟した熟成感(寝かせた熟成とはまったく違う意味)と酸味がシャキッと
バックボーンにありつつも、凛々しく弾けるような風味、そして魅力が満ち溢れています。

やはり2015年はただものではないようです。すごいヴィンテージです。
2014年が白は当たりと言われていますが、この15年を飲むと、その凄さに驚いてしまいます。

14年は生き生きとしたブドウの活力に対して、15年は若くても熟した完成度、王道の味を
体現したように堂々としています。ぜひお試しください。


コメント
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