魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

不思議な糸

2015年05月15日 | ワイン ~2019年
木の枝から小さな蜘蛛がつーっと糸を出して地面に降りていた。

天井からでも軒下でも、時々出会う光景だ。

クモが地面に降り立った後、地面を走り出した。

問題はその後のこと。はたっと気付いた。
その瞬間、降りてきたはずの1本のクモの糸があるはずなんだけど、木の枝の方を見ても
見つからない。

どこへいったんだろう???

クモが回収でもするのか???

考えれば考えるほど不思議だ。

またいつか出会う次回にでも、注意深く観察してみようと思う。




いろいろと嫌なことが多かった今夜はこれ。




2012 モンテカシュカシュ 白 レゼルヴァ
  (ポルトガル、ラビガト種、白、千円台後半)

香りはシトラスやライチ、青さとクリーンさ、セルロイドなど、でもよく嗅ぐと熟した
フルーツが共存している、そんなイメージです。

味わいはとてもきれい。オークが適度に乗って高級感もあります。ラビガト種って
よく分かりません。美空ひばりが生きていたら「ラ・ビ・ガ・ト」って言うかもしれ
ませんが、実態はつかめません。シャルドネに似ている気もします。

すごく心地良く、さわやかで、すいすい入ります。美味しいですし、とても親しみ
やすい味わいです。とりあえず次回の仕入れで少し入れておきます。採用します。
美味しい白ワインを飲んでこれからの暑い季節を楽しんでいただきたいです。


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ニンニクがすごい

2015年05月14日 | 美味しいもの
お手軽カレーをいきました。

五島町にある「キッチン政」。ここは野郎のお店。
何を頼んでもボリュームがすごい。ガッツリ系。

カレーは・・・と。
いくつかありますが、トッピングが変わるだけのようです。
「政いもカレー」をオーダー。

辛さはこちら。


「大辛をー」と言いかけたけど「激辛(汗だく)」に。
ごはんも普通は300gと聞いて、あわてて200gにしてもらった。(最近とても気にしてる)


やってきました。

味噌汁が付いて400円はコストパフォーマンスがいいですね。ありがたいね。

ボディは薄い、軽い。豚骨スープを使っているらしいのですがよくわかりません。
ウッディライフをフルボディだとすると、ライト~ミディアム程度か。

辛さは大丈夫で汗だくとかいてありますが、汗は微かに・・・くらい。
味噌汁があるのでそれを飲んでいたら、水(セルフ)を飲むのすら忘れていて
最後にひと飲みだけした程度です。

しばらくしてから吐息が妙にニンニク臭いということが判明。
よっぽどたくさん入っていたんだろうなと。
辛さの香辛料に混入されていたのか?!

おかげでその後、人と話す時に気になってしょうがなかったよぉ。


でもさすがに野郎の店だ。お腹はじゅうぶん膨れますよ。
味は「ラーメン政」がいいな、やっぱり。

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2012ボルドー飲み比べ

2015年05月13日 | ワイン ~2019年

市内のとあるホテルで試飲会でした。

今飲んでオーダーすると秋に到着するという趣旨です。
アイテム数は約90。

最初は何が出ているかは分からないで行くのですが、このラインナップに出合い
睡眠不足でダラッとしていたはずなのに、いきなり気持ちがシャキッ!となり、
向き合いました。



これが戦場です。(汗)


普段はあまり気にも留めずに流すシャブリ。

2012年のせいか良かったです。(3000円程度)


USA、デ・ローチの高級ピノとZin。(1万円以上)



そして南アフリカのメントーズ。

美味しいのですが、結構価格も上がってしまっています。(3500円程度)

などなど・・・


そしていよいよ2012年ボルドーのコーナーへ。


左からアリア・デュ・ラ・リヴィエール、カマンサック、カントメルル、コス・ラボリー、
デュ・テルトル、マラルティック・ラグラヴィエール。



左からモンブスケ、カントナック・ブラウン、ダルマイヤック、ブラネール・デュクリュ、
クロ・ド・マルキ、ボーセジュール・ベコ、グランピュイ・ラコスト。



エール・ダルジャン、クラレンス・ド・オー・ブリオン、ポンテ・カネ、ランシュバージュ、
プリュレ・リシーヌ、ラルシ・デュカス、カノン・ラ・ガフリエール。


今をときめくポンテ・カネとランシュバージュのジャミーで生き生きとしたフルーツは
印象的でした。(どちらも約2万クラス!)個人的にお気に入りはモンブスケ(8000円程度)です。

全体として2012年は偉大な年ではありません。でも美しくなで肩の果実味、タンニンも
優しめ、酸もそう目立たない年でしょう。11年よりは良くて、でもビッグヴィンテージ
ではない印象です。あくまで現段階での感触ですし、これから変わっていくこともあるでしょう。
もちろん、ひとつひとつを取れば、それは細かく違いますし、個人的嗜好でもあります。


軒並み6、7千円から2万円程度の高級ボルドーが並ぶ中、これがちゃんと飲めました。

Ch.レ・グラン・マレショー(2500円程度)。コストパフォーマンスがいい、よく出来た
お手軽?(このラインナップの中では)ボルドーです。これはオーダーしようと思います。

到着は10月中旬~らしいです。お楽しみに、と言ってももうその頃には忘れていますね。
来た時に思い出せばいいのですが・・・オーダー出したことすら覚えてない可能性も
あります。
気をつけんばよね、それはまた別の歳と記憶力との戦い!

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期待のピノ、新ヴィンテージ

2015年05月12日 | ワイン ~2019年
台風が通過中でちょっと心配ですね。

昨夜も風が強くて気になっていました。


明日(本日)はちょっとした試飲会です。詳細はまた書きます。




今夜はこれ。




2013 コノスル シングルヴィンヤード ピノ・ノワール
  (チリ、ピノ種、赤、千円台後半)


2011が名作で、2012も良く出来ていましたがニューワールド寄りの味わいでちょっと
イメージが変わりました。そこで2013年の試飲です。

詳しいヴィンテージチャートは知りませんが、13年はチリ、アルゼンチンは美味しいのが
多いので勝手に当たり年だと思っております。(12はちょっと不作気味かと。質の問題としてね)


さて、香りはひと嗅ぎしてただ事ならぬ予感がします。
まずはココアや黒糖、グラスを回すとフローラルなチェリーやイチゴなど華やぎが
広がります。肉系の旨味臭、ほのかにスパイスも。

味わいはピチピチとした弾ける果実味と溌剌とした酸、とても美しいです。
しかもしっかりと旨味も乗っていて、驚きの美味しさ。

もう採用は即決してOK、どれくらい美味しいかという尺度を考えてしまいます。



頭の中でもしもこのワインをブラインドで飲んだとして、こう質問されたら・・・
「このワインはとあるACブルゴーニュです。造り手は誰で、いくらくらいの価格でしょうか?」
ということを考えてみました。

つまりはチリであることを排除してみて、ブルゴーニュであると仮定してみても多分
疑わない可能性もあるなあと。


もうひとつ、このワインはニューワールドのピノ・ノワールなのですが、どこのワインで
いくらするでしょうか?

こう問われても迷ってしまいそうです。


ブルゴーニュとすると、コート・ド・ニュイのモレ・サン・ドニ辺りの・・・
そう、レシュノーとか、マルサネやフィサンなどの北部が思い浮かびます。
逆にマランジュやサントネー、もしくはジヴリーとかもあるかも?などとも思います。
価格はこのご時世、3千円~4千円程度と答えてもおかしくありません。


後者の設定のニューワールドだとすると、豪やUSAの3千円程度と言ってもおかしく
ない味わいなのです。

つまりかなり素晴らしいコストパフォーマンスです。さすがだと思います。


ここからは希望的観測ですが、普段千円以下とか、千円ちょっとまでとか、ワインを買う
設定範囲を決めていらっしゃる方で、ピノ・ノワールがお好きな方は、ぜひとも一度
その範疇は越えますが、このワインを飲んでみて頂きたいと思います。素晴らしい芳香の
世界に満ちていることでしょう。

美味しくて飲み過ぎたばい。こいは「買い!」です。

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子供のカレー新店探索

2015年05月11日 | 美味しいもの
浜口町にある「マティマハル」の姉妹店が桜町にオープン。

ということで行ってみました。




中はこんな感じ。

かなり広くてこの写真の後ろにもテーブル席が何席もあります。


メニューです。



入店するや「テイクアウトですか?」と尋ねられる。
そっか、テイクアウトって安いなあ。
今度やってみたい。

さて、Aランチでもいこうか、と思いきや・・・
+50円でトンカツ付きなのでカツカレーライスに。


本日のカレーはシメジとチキンでした。辛さはスーパーホット(超激辛)で。

なかなか美味しくて満足しましたよ。ただ、カツの肉質が良くなくて・・・まあ、+50円だからね。
でも全体的にはとても良かったです。Aランチで十分ではあると思います。
次回はナンで行こうかな・・・銅座町にあるムガル・マハルとかぶるなあ。

ちょっと悩ましい。

テイクアウトはお手軽で500円だから一度やってみたい。



家に帰って気付いたんですが、何故か袖にカレーが!!!
オー・マイ・ガー!

「子供じゃないんだからさぁ」とつい呟きながら、落・ち・こ・・・

でも洗濯ですぐに落ちたからひと安心。
カレーは余計にルーを付けずに、気を付けて食べましょう。


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510カレー

2015年05月10日 | 美味しいもの
「510列島祭り」という催しがありました。


五島列島は美味しい食材も多いのでとても賑わっていました。

毎年五島パワーが炸裂しています。

テントの中でたくさんのブースも、食事処も、ステージも。
ケアレンジャーショーとかベベンコビッチオーケストラなど楽しいです。


さて、今回食べたのはこちら。




五島豚のカレー。
辛くはないし、スパイシーでもない。通常の日本のカレーです。
でもとてもなめらかで優しい。味は良かったです。
そして五島豚はやはり脂が甘く柔らかでしたよ。

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今年もこれは美味い

2015年05月09日 | 美味しいもの
だんだん暑くなってくると登場するもの。

リンガーハットの「冷やしちゃんぽん」。

これが結構お気に入りさ。

今年は普通、赤、黒の3種類。


何も知らずに辛いのが大好きだから「赤」をオーダー。

こちらがメニューとカロリー表(クリック)
しかも麺がとても美味しいので、麺Wで頼むという・・・カロリー知っていたら明らかに暴挙だった。



しかし・・・やはり美味しい。
冷野菜はシャキシャキ、肉味噌も美味い。スープもよく出来ているなあと感心する。
ただ、エビが硬くて美味しくなかった。ちょっとだけ惜しいな。

辛さはもの足りない。もっと辛くても良いので次回は「デスソース持参作戦」でいこう。


アンケートをもらって書くことに。


うんうん、美味しいですよん。

下の方に「冷やしちゃんぽん」を友人や知人に紹介したいですか?と設問があり、
「紹介したい」と答えたので、ブログに書きました。


なになに、一番下の「お礼としてギョウザ無料券2枚」という文字に釣られたとやろって???

そうです。エサにつられアンケートに答えた上に、こうして宣伝して、もらったギョウザ券
を使用するためには、また通うはめになるという・・・見事な循環策略だ。

分かっていてはまる私もゆる~いお客なわけで。

でもリンガーハットにはV・ファーレン長崎ば支えてもらわんといけんけんね。

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ワインプラシーボ

2015年05月08日 | ワイン ~2019年
ここ数日、食べ物の話しばかり書いてしまい、ちょっと反省。


たまにはちゃんとワインのおはなしを。

なに、面白くないって?
いやいや、今日のは面白いから読んでくださいな。


実はこの話題。

値段高いワインはおいしいと思う、実験でプラシーボ効果明らかに(クリック)
ねっ、面白そうでしょ。ちゃんとクリックして読んでみてください。

思わず拍手したく・・・・・ならないかな?!

つまりね、人は知名度、値札、看板を飲んでいるということです。
有名ワインなら無条件に称賛する人もいますしね。


よく言われるところの、「自分」というものがない人ほど、学歴や権威、社会的地位、
知名度、ステータス等に価値を見出すということ。

逆に「自分」というものをしっかりと持っている人、もしくは持とうと努力としている人
にとっては、そんなもんの価値はたいして高くなかったりします。


もちろん最初は入門者ですからいろんな意見も聞きますし、本もたくさん読むことでしょう。
ワインも素直にたくさん飲むことでしょう。

本当はそこからなんでしょうね。たくさんの経験を積んで学んでいくのです。
美味しいことが多いので苦にはなりませんけど。

自戒を込め~てしっかり記しておきたいと思います。




さあ、今夜はこれ。
プラシーボ効果を誘発するかも?の有名ワインです。




2009 モレ・サン・ドニ(ジョルジュ・リニエ)
  (仏、ブルゴーニュ、ピノ種、赤、4千円程度)

数本だけ入ってきたワインです。
通常ならこの造り手は買わないのですが、少しお安めでしたのでお試しを兼ねて。

香りは赤土、革、獣臭、ジビエ、イチゴ、フランボワーズなど。フルーツよりも肉、革系
のワイルドで旨味系がきます。


味わいは優しく、しなやかで、ミネラリー、革や生肉を思わせる旨味系がジュワッと
広がります。華やぎもある程度ありますが、むしろガッツリとくるジュヴレ・シャンベルタン
に近い味わい・・・でも丸く柔らかい、そのあたりがモレ・サン・ドニなのでしょうか。

このジョルジュ・リニエは決して心ときめく造り手ではありませんが、やはり09年という
素晴らしい当たり年ということで、上手く出来ていると思われます。
1級畑や特級畑でもない村名ですので、それらに比べれば、どこかしらうすく、エキス分も弱く
はあることでしょう。でもコストパフォーマンスはなかなか良くて、コート・ドールの北部の味わい
を端的に表現していると思います。とっても美味しいですよ。

ブルゴーニュワインってどんな味?と聞かれたら、これを飲んでもらって、「こんな味わい
こそがブルゴーニュだよ」って言える典型だと思います。

心に沁みわたります。やっぱり好きなんだな~と心から思えます。
もちろん知名度や看板は関係ない!・・・・・多分。そうね、多分。


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勝利太り

2015年05月07日 | 美味しいもの
V・ファーレン長崎vs水戸ホーリーホック戦(アウェー戦)

パブリックヴューイングに行って来ました。

諫早市の「クッチーナ」さんです。

まずは腹ごしらえ。



オムライス。
柔らかくてすごく美味しかった。前はリゾットやパスタをいただきましたが、今回も
すごく良かったです。お客さんも次々といらっしゃるしさすがです。


さて、戦いです。





なんとまあ、見事な勝利でした。
前半はとても良かった(ラッキーな部分もあったし)けど、後半がいまいちか。

前線からプレスをガンガンかけてボールを奪い、攻撃につなげる時は見ていて気持ちがいい。
90分間ずっとは出来ないだろうけど、がんばってもらいたいな。



見事な勝利だったので、夜は打ち上げでした。




さあ、焼くよ~!!!


こんなガッツリな食事も久しぶりか~???
「希らら亭」さんでガンガンいきました。このあと肉も追加したり、ビビンパや
冷麺なども・・・お腹いっぱい。

・・・・・見事1キロ太っておりました。

あまりV・ファーレンに勝ってもらっても、それはそれであとが大変なようです。

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走り屋くん

2015年05月06日 | 美味しいもの
今日はちょっと作家にでもなった気分でかっちょぶって書きます。
あんまり笑わないで読んでくださいね。

ではいきまーす。

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山が美しい。

春の息吹から、さらに力溢れてくる季節。
濃い緑、淡い緑、いろんな緑が生い茂り、重なり合い、リズムとグラデーションを作り、
生き生きとした躍動感がある山肌はすごくいい。


田舎の山道をバイクで走る。


「茂木びわ」の産地を抜ける道だ。長崎名産の全国区の知名度を持つ美味しい枇杷。

今市場に少しづつ出始めた。
果実、それ自体を店頭で見ただけでは思いは馳せられないが、それらが育つ風景というのがある。

青い果実の状態はこんな感じ。



そこから紙の袋をかぶせて、鳥からの被害を防ぐ。
大変な手間だろう。現在、ビワ畑は紙袋にたくさん覆われた光景になっている。



しかしこれこそ、一気に果実が熟し、出荷される直前の状況だ。

つまり一年の中で一番力を溜めて、溢れんばかりのエネルギーがみなぎっている状態だ。
例えば十三、十四夜。そう、満月のすぐ手前。

これから、今年のこの地のパワーが一気に噴き出してゆく。

溢れてゆく。日本中のたくさんの場所で。たくさんの食卓で。

これから食べられる全国の茂木ビワはこんな風景を見ながら育った。この地に住む人
たちが育てた。工場でもなければ、養鶏場のブロイラーでもない。もちろん遺伝子組み
換えでもない。人と自然の産物、そのものを受け取るということなのだ。




途中から海へと続く道を進んでみる。

ずっとずっと降りて行く。

山肌をくねくねと下る。

それは重力に従って樋を流れる雨水。バイクと僕は雨水になる。

ポトポト、トコトコ・・・そして海に出る。


目の前に広がる光景。



波が音を刻む。風は海の香りを運ぶ。花は季節を彩る。
汗を拭いながら、冷たいお茶をひと口。

今度は本を持ってきて海辺の木陰でひと時を過ごしてみようか。

とてもいい風だ。




通り道にある直売の棚からビワとデコポンを買ってきた。



4~5個入って100円だから安い。どこのデコポンが美味しいかは毎年買うので予想が
ついている。ビワに関してはこの地域はどこも美味しい。ただ、まだ穴場の販売所がある
かもしれないし、それを見つけるのも走り屋として、もとい、スピードも迫力も、まったくカッコ
よくもないので「走り屋くん」(と呼ぼうか)の楽しみだ。


これからの季節、しばらくはこの道を走って何度か直売所で買い物をするだろう。
そしてこの地を、この風を、この陽ざしを、作った方々の労力を、この時間を、そして
何よりもこの溢れる自然の力を体の中に蓄えていくのだ。

この土地、この季節が大好きだ。

走り屋くんのささやかな楽しみはこうして本格シーズンの幕を開ける。


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壊れる大浦市場

2015年05月05日 | 美味しいもの
私が住む(当店のある)大浦地区は長崎市の南部寄り。

興味深い「東部の新大工界隈地区」とある意味似た部分があります。

山に囲まれ平地の少ない市内の東部寄りか、南部よりかの違い。

路面電車もどちらも終点あたり。そして山が近い。
行き止まり感がある。(もちろん道は山を越えて外部へも通じてはいます)

それぞれ長崎市を構成する地域であります。

ただ、人口が違ったり、住人の地元意識の違い(長崎くんちの踊り町か、それから
外れたキリシタンのいた教会や居留地だったかなど)もあることでしょう。

東部の新大工地区は少しさびれかけてはいるものの、まだまだその形態は保っていますし、
それは今のご時世で驚くほどの生命力があり、奇跡的だと感じています。

これに対し、全国的に大方の推移のごとく、南部の大浦地区は人口減少もあり、さびれ
てきました。そしてついにその中核であった近所の大浦市場が解体されています。




ここにマンションが建つようですが、むしろその方が人口が増えて良いのかもしれません。

もともと路面電車もあるし、中心部からも歩いてでも帰ることが出来る距離だし、
便はかなり良いのです。しかし、斜面地における道の狭さや駐車場の不足などで、町の発展
は止まったままでした。この区域に入ることが出来るキャパが限られているのです。

これからは、より個性のある人やモノやお店などが求められます。どう変わっていくのでしょうね。



これくらい強烈な個性のお店が大浦にも欲しいなあ。


マドゥバニの定食。今回は「大」(1000円)で。

まぜまぜも迫力がある。最近男性客の「大」の注文率が高くなっている気がする。

満足度は高い。

なかなか小さな商店街の生き残りは難しいようです。
でもね、小さいけどワイン屋さんはちゃんとありますよ。がんばります。

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目立たない裏通りのカフェ

2015年05月04日 | 美味しいもの
新大工界隈探訪。

今回は噂のお店へ。


長崎市片淵町にある「Cafe de バス通り裏」(カフェ・ド・バス通り裏)ね。



店内は・・・


レトロっぽいけどモダンさも共有しているような、でもどちらかというとどこか
昭和の面影も偲ばれそうな風情。



ランチメニューです。


ビーフとチキンのカレーがある。
辛く出来ますか?と聞いたのですが、無理らしい。

まあ、そこは予定の範囲内さ。
ではとメニューの一番上、(噂に美味しいと聞いた)ボローニャパンのホットサンドセットを。
4種類の具で悩むが、面白そうな「焼き豚とコロッケ」で。



さあ、やってきました。

良い香りです。

中を覗くよー。

焼き豚とつぶしたコロッケね。
なかなか美味しいし、ボリュームも見た目よりもあった。
ボローニャパンはちょっとデニッシュパンみたいな感じの甘さがあって人気が
あるようです。



しかしこのお店の雰囲気はなかなかいい。店員さんの感じも良いしゆっくりしてみたい。

誰かが「オムライス」をオーダーした時だった。

店員さん「ケチャップ味とデミグラスソース、どちらになさいますか?」と聞いた。

私は心の中でここなら絶対にケチャップ味だと感じて、喉まで出かかった。
そしてお客さんのオーダーももその通りだった。

そんな雰囲気の世界だ。きっとオムライスは美味しいに違いない。
またそのうち食べに来ようと決めた。
他の味のホットサンドも食べたいし、サンドイッチ、カツサンドなども攻めてみたい。

ドリンクメニューも貼っておきます。


お客さんも何となく続いて入って来るし、こんな店がちゃんと存在している新大工町
界隈の複雑さ、ならびに面白さがうかがえます。さすがです。

郊外の新興地と比べて20年くらい時の流れが違うよね。新大工界隈、また来よう。

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新作の完熟トマトチキンカレー

2015年05月03日 | 美味しいもの
長崎市宝町にある「なんば」。




おっ、新メニューのあるー!

じゃそれで。「有機完熟トマトチキンカレー」ね。




トマトにチキンにシメジにジャガイモ・・・

トマトは熟してルーととても良くマッチ。

味わいはトマトやタマネギベースの馴染みのある通常のカレーに近いので親しみやすい。
ただし、スパイスも相当あるので(特に私は辛口仕様でお願いしました)、
スパイスたっぷり派の方も楽しめます。

ただ、もっとスパイスを!という方はグリーンかマッサマンカレーを辛口仕立てで
お願いする方が良いでしょう。

しかし不思議なことにカレーを食べながらワインを飲もうとは思いませんね。
確かにあれが合う、これが合う、とは言ったりするんだけれど、実際に一緒には
飲もうと欲しません。


そして、V・ファーレン長崎、勝てませんでした。(vsファジアーノ岡山)
2連敗のあと、勝てた試合を引き分けに。

つまらないミスや審判の判定や、相手が10人という有利な中で追いつかれてしまったことなど
ストレスのたまる内容でした。前半はなかなか良かったのになあ・・・。

しかしJ2は団子状態でどのチームも絶対的に強くない、逆に弱過ぎもしないので、
何が起きるか分かりませんねえ。


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隣同士のお店

2015年05月02日 | 美味しいもの
町中の2軒並んだお店。

最近は年のせいか、うどんや和食系に少しだけ揺れる自分がいます。


さて、昔からあるお店。


ミニカツ丼とうどんのセット。

ダシがこんなんだったっけ???

ちょっと刺々しいというか少し鋭角な味。久しぶりでしたがちょっと残念。
カツ丼は問題はないけど、コストパフォーマンスはどこかいまいちかな。

うどんにレンゲは付いてこなくて、店員さんにお願いしました。
さらにテーブルにもカウンターにもナプキンorティッシュもなくて、こちらも
お願いしたくらいです。

・・・正直言って「ナプキンorティッシュ」「レンゲ」が置いていないというのは
不備です。今どきナプキンなんて100円ショップですらお手軽に山ほど買えますし、
レンゲだってまとめて置いておきさえ・・・・・もういいや。

食べるお客さんのこと、もうちょっと考えてよぉ。

でもこのお店はずっと長く続いています。




お隣のお店。開店したのはここ1、2年です。

こちらではうどんもありますが、天丼をいきました。



こちらは接客もお客さん寄りで一生懸命やってくれていました。
ダシはアゴダシと鶏ダシになって本来のうどんダシとはちょっと違いますが、それは
それで美味しく頂きました。

ナプキンはなかったけれど、ティッシュは置いてありました。

お店の姿勢ってやはり出るもんですね。
次どっちに行く?と問われればもちろん・・・。


当店も失敗することも多々あって、至らないところばかりでお客様にご迷惑をかけて
しまっているだろうなと反省しきり。身につまされながら、またがんばります。


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噂の激辛カレー

2015年05月01日 | 美味しいもの
長崎新聞に私の通うカレー店が載りました。



大橋町にある「フォルピーズカフェ」。

で、早速行って来ました。


その新作、超激辛エビカレーです。



激辛といっても、飛び上るほどはありません。辛いもの好きな方にはほど良い程度だと
思われます。怖がらずにオーダーできるでしょう。

カレーはマスタードオイル(ガーリックオイルかも?)が効いてちょっとだけ油っぽさが
ありつつ、コクはちょっと弱めかな。このあたりのバランスが逆になると嬉しいと感じます。

せっかく激辛なら付け合せも、らっきょうでなく、ヨーグルト系のライタなどで
ちょっとだけまぜまぜも楽しめるのも良いかもなあ・・・なんて感じました。

でもそれは美味しくて、青唐辛子もぜ~んぶ食べちゃって・・・

ごちそうさま~!
さらなる進化に期待したいと思いました。

長崎市では屈指のカレーカフェだけに、チキンカレー(これをメチャ辛口でお願い
すると美味いんだよ~)以外にも、オンリーワンの名物カレーを確立していただきたいと思います。


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