手帳なわたし

手帳オタクな私。若い時からその時々の生活のスタイルに合わせて手帳を選び、使い方を工夫してきました。私の今の究極をご紹介。

突然「韓国ドラマ」2~イケメンですね~

2014-07-10 | ドラマ・映画・漫画・youtube


今更なんですけど・・・・・。

わたしが、生まれて初めて買ったドラマB-rayは、『イケメンですね』でした。




もともとテレビっ子で、ドラマは昔から好きなのですが、

こんなに好きになって、こんなに何回も見るドラマに出会えるとは思ってもみませんでした。



そのわたし、このたび、風邪で寝込みました。

すると、友人の「ぶたうさぎさん」が「あのドラマをみてゆっくり休んでね」と言ってくれて、思い出してしまいました。

元気の出る「あのドラマ」、そういえば、ここ1年ほどは見てなかったな~。

おもむろに出してきて、またじっと見入ってしまいました。おもしろい!!!!




出会いはたまたまです。

2011年。

ちょうど家にいた時期。

昼食を食べて、ちょっと休憩とテレビをつけたら、このドラマがやってました。

フジテレビで3回目の放映だったとか。

前の年の夏に初めての放映。かなりの反響だったそうです。


最初はすぐにチャンネルを変えてました。

「アイラインのきつい俳優だな~」て、感じてました。

ところが、何回かが過ぎて、たまたまじっと見てたら、何とも話が面白い。

そして、「この人、結構ハンサムじゃない??」と思いはじめました。


それが、「チャン・グンソク」。


その後、彼のファン、それも大ファンになったのは言うまでもありません。




とはいえ、今日は、彼のことというより「ドラマ」のこと。


『イケメン(美男)ですね』

変わった題名は、主人公のひとりの名前、コ・ミナムのミナムが、漢字で書くと「美男」で、「イケメン(美男)」と、名前の「ミナム」をかけているってことらしい。

簡単に言えば、そのコ・ミナムの所属するA.N.JELL(エーエンジェル)というバンドグループの話です。


何より、脚本が秀逸。

このドラマを見てから、わたしは「ドラマは結局は脚本につきる」と思いました。

日本のドラマ、結構、人気のある芸能人が主役をはることが多く、その人の人気によっかかって、内容がイマイチというものが多かったので。


この『イケメンですね』も、よくあるパターンの話といえば話なのですが、

登場人物設定がきちんとしており、細かいところまで話の筋が通ってて、伏線もあったり、シリアスな部分とコミカルな部分がちょうどいい塩梅で、本当によくできています。

とっても面白いのです。



話はというと・・・。

3人のイケメンぞろいのバンドでしたが、そこにもうひとりが加入することから、いろいろな事件が起こります。

加入したのは、兄(コ・ミナム)の身代わりになった妹のコ・ミジャ。シスター見習いの可愛い女性です。

兄が整形手術に失敗。回復するまでということで、マネージャーに頼まれ、周囲を欺いてコ・ミナムの代わりをします。

だから、もちろん、女であることも隠しての加入。

女であることを隠すが故にいろいろ問題が起こる、そこのところがとても面白いです。


最初にミナムが女であることに気づくカン・シヌ(チョン・ヨンファ)。

次に気づくファン・テギョン(チャン・グンソク)。

最後まで気づかず、明らかになってびっくりするジェルミ(イ・ホンギ)。


この3人が、少しずつ彼女に魅かれていき、最後の最後までシヌとテギョンがミジョを取り合うところはなかなかミモノ。ミジョに心を寄せながらも、ジェルミはジェルミのスタンスで彼女に接するのもまたいい。

若い子向けの内容かと思いきや、アラフォー、アラフィフの方々にも大人気になりました。「胸キュン」は、いくつになってもです!!



若いのに、俳優さんたちがとにかくうまい。それぞれのキャラクターをうまく演じています。

テギョン役のチャン・グンソク。 子役からの芸歴で、抜群の演技力。
ファン・テギョンという癖ありありな天才ボーカルという役柄をまったく自分のものとしています。
髪の毛をうしろでくくったり、真上でくくったりする面白いヘア(りんごヘア)も、鬼太郎のような片目を隠すヘアも彼にしか似合わないスタイル。口をゆがめる癖が印象的です。また、すごく個性的でおしゃれな服を着ていますが、これも彼以外は着こなせないなあと思います。

カン・シヌ役のチョン・ヨンファとジェルミ役のイ・ホンギ。
ヨンファは本格的な俳優デビューの作品だったそうですが、シヌ役を静かにいい雰囲気で演じています。彼の人気もうなぎ上りとなりました。
ホンギは、ジェルミの明るさを嫌みなく演じていて、見ていて気持ちがいいです。もともとFTilandのボーカルですから、歌が抜群にうまいです。


コ・ミナム、ミジャ役のパク・シネ。
彼女は本当にうまい女優さんです。純真で単純で可愛い二役をうまく演じています。彼女だったから、この役がこなせたんだろうなと思いました。他の人は無理だと思います。彼女の女優魂が本物と感じたのは、指を鼻に当ててブタのような真似をする場面を見て。これはマー室長が教えたうそのおなじないなのですが、それをする時、彼女は本気で鼻を指で突き上げます。後で鼻にしわができていたり、赤くなったりしているのが分かるくらい。普通、うら若い女性だったら、なかなかやりたくない行為です。「えらい!」って思いました。




個人的にわたしのお気に入りの場面は、

いつもしかめっ面しているテギョンが、にこっと笑うシーン。
ここでコ・ミナムは、彼にころっといってしまうのですが、そんなキラースマイル。

グループメンバー全員で、スーパーマーケットに買い物に行くシーン。

ジェルミとミナムが、町でゲームをしたり、辛いカレーを食べたり、バイクに乗りまわるシーン。

そしてテギョンが、この(下の)「ぶたうさぎ」を抱きしめるシーン。

これが「ぶたうさぎ」。
ドラマの中で、テギョンが、うさぎにブタの鼻をくっつけ、このぬいぐるみを作って「ぶたうさぎ」と呼ぶのです。「ぶたうさぎ」とはミナムのことでもあります。
この人形、流行りましたね。我が家では、夫がUFOキャッチャーで、これをゲットしてくれました!500円くらいの出費でです。もったいなくて2年経っても、タグすら取ってません。


ああ、いくらでも出てきますわ~。



最後にどうしても付け加えておかないといけないのは、挿入歌。

これがとてもいいのです。

チャングンソクの歌う「オットカジョ(どうしましょう)」。
A.N.JELLの「promise」「相変わらず」。シネちゃんの「言葉もなく」など、どれも素敵。

わたし、サントラを購入して、ずっと聞いてました。





さてさて、少し経って、日本でもリメイクがされました。

あくまで個人的な意見と前置きしておきますが、残念な出来でした。

某有名芸能プロダクションの新人歌手を売り出すためのドラマになっていました。

リメイクなのに、随分、脚本も登場人物理解も浅くなってしまっていて、これほど敗北感を味わったことはありませんでした。

「韓国ドラマも素晴らしいけれど、日本のドラマも最高!!」って叫びたかったのに・・・。



随分前のドラマについて、思わず書いてしまいました。一気に書いて、風邪が吹っ飛びました。

おつきあいくださりありがとうございました。申し訳ありません。



さて、ここ2年ほどで、韓国との関係が一気に冷え、前程、テレビの地上波で韓国ドラマも見なくなってしまいました。

両国のことを考えると、とても残念な状況です。

近年、文化的な交流が盛んになってきていて、良かったなあと思っていたところだったのに、です。

アジアの隣国として、お互いによいドラマを作り合い、しのぎを削ってほしいです。

そしてドラマでも舞台でも、もちろん政治においても、いい関係が回復されることを心から願っています。







コメント (12)
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