『ステュアート・リトル』
息子が2歳の頃、映画館へ初めて連れていったのが、この映画の2作目でした。
10年以上前のことなので、詳しいことは覚えていないのですが、1作目をテレビかビデオかで見たところ、あまりに面白く、
2作目が映画館に来た時は、思わず小さい息子を連れて行ってしまいました。
その小さな息子が1時間半くらい、この映画に釘付けだったことだけは、今でもはっきり覚えています。
それくらいインパクトのある映画でした。
ねずみだけれど、ねずみじゃないねずみ。
それがステュアート。
1作目は、そのステュアートが、リトル家に養子に迎えられるところから始まります。
ひとり息子のジョージのことを思って、両親が弟を養子に迎えるために、児童養護施設に行くのですが、そこで養子にしたのが、なんとねずみ。
ありえない話ですが、一貫して、ステュアート自身もリトル夫妻も彼が「ねずみという動物」だとは思っていません。
彼は、本当に気持ちのいい、ハートの大きいねずみ。
自分が他と違っているなんて、関係なし。小さな体で、みなと同じように、いろんなことに果敢に挑戦して行くのです。
何でもジョージと同じようにしようとするステュアート。
そこから起こっていく様々なハプニング。
ジョージとの関係、飼い猫スノーベルとの関係など、最後まで目を離せない展開になっています。
面白いのは、ステュアートの声は、あのマイケル・J・フォックス。吹き替えは、藤原竜也。飼い猫のスノーベルの声の吹き替えは恵俊彰です。
特に恵さんの猫が、なんともとぼけていて面白く気に入りました。
また、リトル家の雰囲気がとてもいい。
ミスターリトル、ミセスリトルは洗練されたおしゃれな夫婦。ニューヨーク5番街にある小さなおうち、リトル家のなんともアットホームな雰囲気が素敵。アメリカの上流家庭の雰囲気がふわっと伝わってきます。
親族が集まって「リトル家は最高!(リトルハイ!リトルホー!)」と言い合うシーンも何ともいい感じ。
映画として、何よりすごいのは、特撮技術。
ステュアートは、完全にCGなのに、それをほとんど感じさせない、生き生きとした表情、動き。
人間や猫と一緒にいても、全然違和感がない。どれほど彼が可愛いか、かっこいいか。
子供向けと侮る事なかれ。
大人も楽しめ、元気をもらえる癒し系の映画です。
まだご覧になっていない方は、この夏是非! お薦めです。