オオイヌフグリ
(城跡ほっつき歩記)より
季節を問わずに咲くものだから
節操がないと思われたのかしら
わたし本当は早春の花
どこから見ても清楚でしょう
それなのに付けられた名はオオイヌフグリ
大犬陰嚢なんてなんという屈辱
わたし女の子よ 可憐な乙女
ちゃんと実をつけたのに男の子に間違えるなんて
裁判所に申し出て正式に名前を変えたい
キャッツアイとか瑠璃唐草・・・・
星の瞳も似合ってるかしら
澄んだブルーに自信があるの
でも植物学者さんは大きな種に目がいったのね
犬の睾丸から頭が離れなかった
たいがいは花を観て命名するのに
わたしは日本一不幸な娘
わたしをルリカラクサと呼んでください
春でも秋でもわたしが美しく咲くのを見かけたら
瑠璃色の空を思い浮かべてください
女の子には可愛い名前を付けてください
小生も以前からこの名前が気になって仕方ありませんでした。
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そこのところをこの筆者も同じような気持ちで、その謎を探っておられるようですね。
そして、見事な映像も添えてくれました。
それはどう見ても「オオイヌフグリ」を連想させるものではありません。
この命名者は、どんな人なんでしょうか?
また、発想はどこにあるのでしょうか?
その答えを得るのも、ひとつの試みではないでしょうか。
睾丸のようなものが二つ並んでいてそっくりなんですよ。
睾丸は男にとってはとても大事なんだけれど、そうか花は女性だったのか。だとすれば可愛そうだよなあー、この名前は。
画像を提供していただいた(小頭&和平)さんの植物図鑑に解説も出ていました。
たしかに実の方は犬のフグリに似ているので、仕方がない面はあるのですが、この可憐な花を前にしては異議申し立てをしないわけにはいきませんでした。
固い木の実とちがって、ふんわりとした膨らみが指先に感じられて、植物ではないような触感が伝わってきそうです。
だけど、花が優先でしょう。
花は女性名詞と思い込んでいるので、名前の変更をアピールしたいです。
たしかに、酷い和名です(._.)
「オオイヌフグリ」にしても「オオイヌノフグリ」にしても、余りに失礼ですね(._.)
不名誉な和名に対する、せめてものお詫びの意を込めて撮影しているのですが、特徴的なその青紫色のストライプは、なかなかピントを合わせるのが難しいようです。
接写用のマクロレンズ、マクロフィルターなど、いろいろ試してみたことがありますが、デジタル補正をしても思うようには参りませんでした(._.)
ご指摘の通り、本来は早春の到来を告げる花なのですが、埼玉県南の日当たりの良い南側の丘陵地帯などでは、ほぼ一年中咲いているような場所もあります。
また最近では、春先に我が家の庭先では、親類筋の「タチイヌフグリ」が、良く顔を見せるようになりました(._.)
この花は、さらに小さく花径は僅かに3ミリメートル程度ですので、よほど注意して地面を観察していないと見過ごしてしまいます。
撮影時のご苦労、言われてみないとなかなか想像できませんでした。
青紫のストライプをきっちり定着させるのは、確かにむずかしいことと思います。
テレビの画面なんかでも、出演者のシャツが縞柄だったりすると大変見辛いことがあります。
また、タチイヌフグリについての情報、興味深く読ませていただきました。