どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

どうぶつ・ティータイム(210) 『一石二鳥のカラス対策』

2018-07-12 01:17:25 | エッセイ

 

     やっと赤くなったトマト

 

 キュウリは花が咲いてから一週間もすると、みるみる大きくなって市販のきゅうりの1.5倍にも成長してしまった。

 多分、種類が違うのだろうが、朝どれをあまり皮も剥かずに塩を振って口にすると、特有の香気が鼻腔にまで広がった。

 一方、トマトは花が終わって実をつけたのに、大きくなるまで時間がかかるし、そのあともなかなか赤くならなかった。

 それだけに、うっすら赤らんできた実がこのように立派に色づくと、喜びもひとしおである。

 

     ついばまれたキュウリ

 

  それはいいのだが、一週間ほど前にキュウリが一本カラスにやられ、二日後にもまた二本やられた。

  ちょうど食べごろと楽しみにしていたのに、立て続けに狙われたのだ。

 

   

 

  にっくきカラスめ、どうしてくれよう。

  地団太踏んだが後の祭り、ぼくの怒りをあざ笑うかのように遠くのほうでカア、カア・・・・。

 

   

 

  カラス対策のグッズはあまり効き目がないのを体験しているから、100円ショップで風車を5個ばかり買ってきてポール上と鉄柵に取り付けてみた。

  それだけではおぼつかないので、防護ネットも2枚用意し、ぐるりと巻く作業にかかった。

 

   

 

  ぼくがよく行く六合村では、イノシシやサルに作物を根こそぎやられる話を聞くから、その対策は大掛かりなものだろう。

  その点、カラスぐらいはお遊びみたいなものだ。

  事実、風車はカラス対策になるはずだし、くるくる回るのを眺めていると気持ちがいい。

  まあ、一石二鳥と自画自賛しておこう。

 

   

 

  キュウリはカラスに提供した(?)ものも含め10本ほど収穫したから、あとは末生りがどれだけ取れるか。

  トマトの方は、まだ花がいっぱい残っているから、相当たくさん実を付けそう。

  シシトウもかなり取れたから、来年はナスやピーマンなど種類を増やしてみようかなどと、欲張った考えに陥っている。

 

   

 

  裏山では背高のっぽの山ユリまで盛大な開花を見せてくれ、すっかり自然の恵みに浸っている。

 

 

 

 

 

 

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