やっと赤くなったトマト
キュウリは花が咲いてから一週間もすると、みるみる大きくなって市販のきゅうりの1.5倍にも成長してしまった。
多分、種類が違うのだろうが、朝どれをあまり皮も剥かずに塩を振って口にすると、特有の香気が鼻腔にまで広がった。
一方、トマトは花が終わって実をつけたのに、大きくなるまで時間がかかるし、そのあともなかなか赤くならなかった。
それだけに、うっすら赤らんできた実がこのように立派に色づくと、喜びもひとしおである。
ついばまれたキュウリ
それはいいのだが、一週間ほど前にキュウリが一本カラスにやられ、二日後にもまた二本やられた。
ちょうど食べごろと楽しみにしていたのに、立て続けに狙われたのだ。
にっくきカラスめ、どうしてくれよう。
地団太踏んだが後の祭り、ぼくの怒りをあざ笑うかのように遠くのほうでカア、カア・・・・。
カラス対策のグッズはあまり効き目がないのを体験しているから、100円ショップで風車を5個ばかり買ってきてポール上と鉄柵に取り付けてみた。
それだけではおぼつかないので、防護ネットも2枚用意し、ぐるりと巻く作業にかかった。
ぼくがよく行く六合村では、イノシシやサルに作物を根こそぎやられる話を聞くから、その対策は大掛かりなものだろう。
その点、カラスぐらいはお遊びみたいなものだ。
事実、風車はカラス対策になるはずだし、くるくる回るのを眺めていると気持ちがいい。
まあ、一石二鳥と自画自賛しておこう。
キュウリはカラスに提供した(?)ものも含め10本ほど収穫したから、あとは末生りがどれだけ取れるか。
トマトの方は、まだ花がいっぱい残っているから、相当たくさん実を付けそう。
シシトウもかなり取れたから、来年はナスやピーマンなど種類を増やしてみようかなどと、欲張った考えに陥っている。
裏山では背高のっぽの山ユリまで盛大な開花を見せてくれ、すっかり自然の恵みに浸っている。
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