今回は、犬に関する名著『犬のディドより人間の皆様へ』(草思社)から。
この本は、犬好きの人なら読んだことありますよね。
でも、1994年の初版ですから、もう忘れかけてますかねえ。
表紙のカバーに、
ディド=著 協力=チャップマン・ピンチャー 中村凪子=訳
となっているのが面白いですねえ。
そう、犬のディドが書いたことになっているんです。そして、代作者として登場するのが飼い主のピンチャー氏。
彼は「チャップのまえがき」の中で、この本の著者がディドであることを、税務署員にどう納得させるかといったことを書いていますが、あらためてイギリス流のユーモアに笑わされます。
ところで、訳者あとがきで「犬が語る犬のすべて」と要約されているこの本、犬についてのすぐれた観察と科学的な裏打ちがあって、私の大好きな一冊になっているのですが、「でも、私の知っているワンちゃんで、ディドの分析では説明しきれないのもいるぞ」・・と思うこともあるのです。
そんなワンちゃんや、ネコちゃんや、小鳥や、さまざまな動物が顔見せする小説を、おいおい書いていきます。
どうぶつ・ティータイム第一回は、このへんで。
また読んでね。バイバイ。
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