ドクダミ
(城跡ほっつき歩記)より
物の価値って 何を基準に決めるの?
人間の役に立つかどうか?
高値で取引される方が上?
それとも美しいものがいいの?
それじゃ お聞きしたいのですが
わしらドクダミには価値がありますか
煎じて飲めば漢方薬にもなります
白い花もよく見ると綺麗でしょう?
漢方薬とは片腹痛い
大した薬効もないくせに
白い花も 畑一面に咲いたんじゃ
うんざり 見るのも飽き飽きだ
言ってくれますね おとうさん
もともとなかった寒冷地に
わざわざ運んで試し植え
増えたら 今度は目の敵ですか
伸びる伸びるよ 地下銀行
遠慮というものがないのかね
むしり取ろうが根切りをしようが
延びて増えるよ地下茎地獄
占領大地に雨でも降れば
豆も野菜も駆逐する覚悟
何にも負けない繁殖力を
価値と認める気はないですか
それじゃネズミと同類だ
いやいやゴキブリに見えてきた
人に嫌われ追い回されて
それでも生き継ぐしつっこさ
あなたの価値とはそんなもの
人間の都合ばかりじゃ決められませんよ
時間のモノサシを当ててみれば
この先 価値に大逆転も・・・・
麦わら帽子のオッサンとドクダミが
夏の畑で口喧嘩
近くの森でキツツキが
われ関せずと解体工事
厄介者扱いされることの多いドクダミですが、さらに香りがきついと毛嫌いされております。
しかし慣れますと余り気になりません。
飾り気の無い乳白色に近い萼片も生命力に溢れた印象があります。
また草むしりを行いますと、時期によりエノコログサやオランダミミナグサの何れかが繁殖いたします。
ドクダミは当家では確かに優位種なのですが、主に南側を中心に勢力を広げる反面、日当たりの少ない方角と真夏の西日が照りつける方角は繁殖しないようです。
そうした場所は主に露草、ムラサキカタバミ、キツネノアザミ、ノゲシ、エノコログサ、アメリカフウロ等が散見されております。
またドクダミについての観察、大変興味深く読ませていただきました。
庭や畑の至るところがドクダミに占領されたように思っておりましたが、北側や西日のきついところなど彼らにも弱点があったのですね。
それにしても他の植物が繁茂するその隙間から、たくましく顔を出すドクダミを見ていると、恐ろしさを感じます。
一時悪者の代表だったセイタカアワダチソウは、自分の勢いが災いして自滅しましたが、ドクダミの知恵はそうそう簡単にマイッタとならない気がします。
地球環境が激変したとき、どんな植物が生き延びるのか、そうした好奇心を背景にドクダミに注目しています。
3年前に八重のドクダミを3株いただいて
植えました
次の年は枯れてしまったので
諦めていましたが
しばらくすると
いつの間にかドカーンと
繁ってました
今では抜いても抜いても
増殖しています
おっちゃんが格闘中ですが
ドクダミの強さには
かなわないようで
半分諦めムードです
八重のドクダミを見たことがありませんでしたので、ウェブ画像を検索してみました。
綺麗ですね。
これだったら許しちゃうかも。
それでも繁殖力は旺盛みたいで、最後にはやっぱり嫌われるのかなあ。
貴重な情報をありがとうございました。