どうぶつ番外物語

手垢のつかないコトバと切り口で展開する短編小説、ポエム、コラム等を中心にブログ開設20年目を疾走中。

ポエム221 『風船唐綿はなぜプンプン』

2019-01-19 00:00:00 | ポエム

   

     フウセントウワタ

   (城跡ほっつき歩記)より 

 

 

 

 

  ふくらんだ ふくらんだ

  フウセントウワタがふくらんだ

  なにに怒って ふくらんだのか

  猫のタマタマと揶揄されたせい?

 

  ふくらんだ ふくらんだ

  風船唐綿がふくらんだ

  トゲまで生やして どうしたの

  プンプン毒づく果実にお手上げ


  ふくらんだ ふくらんだ

  ハリセンボンもたじたじの

  危険な雰囲気まるだしで

  あたりかまわず威嚇する


  ふくらんだ ふくらんだ

  年が変わって不安がふくらむ

  世の中なんだか先行き見えず

  だから夢なく ただプンプン


  ふくらんだ ふくらんだ

  風船玉の木が ふくらんだ

  ころんだ子供のお手々をとって

  痛いの痛いの飛んでケー


  ふくらんだ ふくらんだ

  トゲトゲ果実のすぐ横で

  柳に似た葉は 柳に風と

  受けて流してケセラセラ


  ふくらんだ ふくらんだ

  フウセントウワタがふくらんだ

  膨らんでみたけど行き着くところ

  猫のタマタマ 柳の葉っぱ

  

  

  





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