家庭菜園は、絹さやが終わったあと見るべきものがない。
最後の絹さや
蔓を撤収してみると、昨年のこぼれ種の大葉が一気に勢いを増して要所を占領し始めた。
市場で買うと、5枚パックで100円ぐらいするというので、せっせと利用することにした。
いまのところ柔らかそうなのを摘んでいるが、取っても取っても伸びてくるので、いずれ間に合わなくなる。
オクラ
オクラは双葉の状態で少しずつ成長している。
ちょっと種を播くのが早すぎたのだろうか、暑さが好みのオクラは6月後半から逞しく育つはずだ。
ホタルブクロ
家の真下の路傍に、他の草に隠れてひっそりと咲いていた。
なぜか本来の色ではなく、白っぽく抜けているのが気になった。
立葵
暑い盛りに紅いタチアオイを見ると、どことなく郷愁に誘われるのはぼくだけだろうか。
場所がどこかということよりも、夏の青畳に寝そべって、ぼんやりと縁側の先を見ていた夏休みの気怠い時間を思い出す。
今年は紫陽花でも、白花が目立つような気がするので、なぜだろうと気になっている。
(おわり)
そして、それはなぜかホコリ立つ砂利道の路肩という印象がとても強いのです。
「タチアオイが咲いたのぉ、そろそろ田植えの準備にかかんねーと」
友人のお爺ちゃんが縁側でキセルを加えて言っていた言葉を思い出します。
花が次々と咲いてずっと視界を占めているので、夏休みの長さをことさら意識したものです。
ぼくは夏休みのイメージが強いから、田植えの事すっかり忘れていました。
逆算すると、3~4か月は咲いている花期の長い花だったんだ。
我が家は、この夏は、昨年のシソの葉のこぼれ種で大収穫です。
オクラは種からは面倒なので、苗を買ってきましたが、この猛暑のせいでしょうか、成長が順調ではありません。
暑い盛りのタチアオイ、猛暑の時期の花は少なく、我が家はマリーゴールドとサフィニアだけなので、今度苗を買ってみようと思います。